前回の記事からかれこれ10ヶ月近く。

 

中学受験も、みかんうさぎで一度終わった後なので、浮き沈みをしながらも大きな焦りはなく、なるようになるっしょ。という精神でゆずネザーランド・ドワーフを見守っています。

 

久しぶりに、ゆずネザーランド・ドワーフと同学年で有名な桜〇戦記さんのブログをチラっと覗いてみたら、順調にサピのα1を継続していてすごいな~。と思ったり。

 

子育ては誰もが初体験だけれども、自分自身の理論とお子様の性質・やる気のバランスを制御しながら継続することが力になるという一例かもしれません。

 

かれこれ7年くらい中学受験の世界を傍観してきて思うのは、明らかな天才というのは確かにいますが、これはたぶん本当に稀でサピックス・早稲アカなどの大手塾でも年に一人いるかどうかとか、数年に一人とかそういうレベルの話だろうと思います。

 

ただ、天才でなくとも、最難関校には入れます。

 

うちのみかんうさぎはたぶん記憶力は結構良くて算数が得意だったというのが功を奏しましたが、塾や学校で「天才」に片足を突っ込んだ子たちとも交流があるので、自分がそうでないということは自覚しているし、ゆずネザーランド・ドワーフもそのみかんうさぎに比べて記憶力が劣るとかここは勝てるけどここは全然勝てないみたいな比較で自分の位置を少し確認したりしています。

 

でも、みかんうさぎは第一志望校に入れたし、ゆずネザーランド・ドワーフもまだ十分にみかんの後輩になれる可能性はある位置にいます。

 

だから、きっとなんとかなる。来年からゆずネザーランド・ドワーフはみかんうさぎと同じ制服を着て一緒に登校する。私はそう信じています。

 

努力をしても夢が叶うわけではないけれど、夢を叶えた人は須らく努力している。

 

これは、本当に一握りの天才を除いたすべての最難関中学受験生に言えると思います。

 

 

 

さてはて、みかんうさぎの近況も書いておこうかと。

 

新型コロナに感染することもなく元気に学校に通っています。

一時期反抗期で私と仲が悪かったこともあるんだけど、今はまた仲良し。

 

中学に入学して以来、「勉強しなくて大丈夫?」とは時々聞くものの、「勉強しなさい」というセリフは一回も言っていません。

 

それでも、普通なら結構膨大な量の学校・塾の宿題をしっかりと片付けつつ、自分の好きなことをやる時間も十分に取り、友達も出来て、すごいスピードで成長しています。

 

みかんうさぎに話すのは勉強のことではなく、もっぱら学校の話や、私が社会に出てから「中学生の時に知っておいたら良かったのに」と思ったような話。

 

インターネットで情報を取得する方法とか、ウソの見抜き方とか、学校やインターネットでは教えてくれない社会の構造とか、YouTuberになってみれば?とか、会社でも作ればいいじゃん。この前女子高生が作ったらしいよ。とか、東大に行っても今の時代はそれに+αがあると良いよねとか、まぁそんな取り留めのない雑談なんですけどね。

 

 

そうそう、中学受験時代にものすごい成績をたたき出していたはずの友達が成績落としてるとかそういう話もしていました。

 

まぁでも、当の本人はあっけらかんとしてるのだとか。

 

それに対して、みかんうさぎも私も、全然いいんじゃん?そんな風に考えています。

きっと彼女たちは今、学校の勉強以外のナニカを吸収しているから。

 

なんというか、最難関校に入るための努力が出来た同志なんだから大丈夫だろうという無意識の信頼があります(笑)

 

中学受験で得たであろう、「知識を吸収する能力」は失っていないはずですから。

 

しかし、結果をネガティブに捉えてしまう子もいるかもしれないので、親としては自分の子供が焦りや劣等感で雁字搦めになってないかをしっかりと観察してあげるのがいいかもしれません。

 

中学受験を終えて、二人三脚から、メンターのような立場で見守るフェーズに移行した気がします。そして、これから数年でそのフェーズも終了し大切なパートナーになるように育てていきたいと思っています。

 

それと、だれかの参考になるかもしれないので、中学や塾の勉強のことも書いておきます。

 

みかんうさぎの学校の勉強で特にいいと思うのは、覚える範囲の広さです。

定期考査では、主要科目だけでなく美術・家庭科などの教科も覚える範囲が膨大。

 

一見面倒で無駄に見える作業ですが、これらは教養の素地固めとして恐らくかなりの効率になるでしょう。何かの知識が必要になった時にその基本が頭にすでに入っているということになりますし、要素を組み合わせてアイデアを作るのにも役立ちます。なにより、教養が高いレイヤーの人たちと話す中で、「話が出来るやつ」という印象を与えるでしょう。

 

みかんうさぎには、有用性と共に「面倒だけどやっておいた方がいいぞ。」と言っています。

 

 

また、全国統一中学生テストは(賞品欲しさに)同学年のものを一応受けていてそれなりの結果を出してます。これは、全国の同学年に対して自分の位置を確認するためと考えています。

 

学年統一のほうはどうせ勝ち目がないので受けていません。

塾の方の成績表を見ておけば自分の位置確認は出来るし十分でしょう。

 

見てて思う私の感想は、「現役理三鉄板勢マジやべぇ。」です。

 

 

そんなこんなで、私の感覚では、中2の夏時点ですでに通常の高校受験組と比較して2~3年近い差が開いていると思います。

 

中学受験をはじめる時、中高一貫校のメリットとして「高校受験がないから6年間大学受験に向けた勉強が一貫してできる」みたいな話を聞いていましたが、これは中高一貫校全体に対するメリットであって、最難関校のメリットはそんな甘っちょろいレベルではなかったというのが実感です。

 

中学に入り、一貫校向けの塾カリキュラムに乗っかることで、爆発的な差が生まれます。

 

最難関校。良いですよ。

 

 

 

さて、この夏はまたあの受験の夏が来ます。

ゆずネザーランド・ドワーフがこの試練を耐え抜いて強く成長してくれることを信じます。