豚トロこわい | クランのブログ

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難病(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を抱えながら医学部目指してます

今日スーパーで豚トロが安売りしてたので、晩御飯に加えることにした。


キッチンは一口コンロで、野菜を切ったりする面積もまな板より小さく、洗い場も普通の大きめの鍋は洗えないくらい狭いので、念のため油が飛んでも大丈夫なように床に新聞紙を広めに敷いた。


フライパンを温め、油も十分に熱し、『おらっ!』って豚トロを入れた途端、なんと油のはねが予想よりもでかい。


はねる油の熱さと戦いながら、僕の腕が油にまみれ、みるみるフライパンの周りが油でギトギトになっていき、気づけば床の新聞紙の守備範囲をはるかに超え、床においていた参考書が油でテカリ始めた。


『ヤバイ!』と焦り、慌てて鍋の蓋をかぶせようと、サッと手をのばして鍋の蓋を取ろうとしたら、鍋の蓋が置いてあった瓶にひっかかり、瓶が床に落ち、粉々に砕け散った・・・。


ほんとに久しぶりに言葉にならない叫び声を上げ、なんとか豚トロをフライパンから救出した。


台所は見るも悲惨な状況だったが、気を取り直し、救出された豚トロを見てみると、半分がこげ、半分がまだ赤みがあった。


このままでは食べれないので、電子レンジでチンしたけど、皿の3分の1が油で満たされてしまった。


『この数切れにどこにこれだけ油秘めてたん!?てか、一体この豚トロなんなん!?豚トロのどこの部分!!?』って、いやもうほんとやるせない気持ちで一杯になった。


台所を見ればガラスの破片が散らばった油ぎった床、手元には油に浸かっている半分こげた豚トロ。


これを修羅場と呼ばずして何と呼ぼう。