夏の思い出~那智の滝~ | クランのブログ

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難病(慢性血栓塞栓性肺高血圧症)を抱えながら医学部目指してます

ラオウの真意を悟り、興奮冷めやらぬ中、


橋杭岩を背に、那智の滝へ車で向かいました。




車で走ること1時間。


『ラオウ』の『ラ』の字すら頭の中から薄らぎ、


その記憶(力)が危ぶまれ始めた頃、


夢か現か幻か、


那智の山中に入っていくと霧が出始め、


幽玄の世界に入っていきました。





山道を進み、7時頃に飛龍神社に着きました。




この奥へ進めばいよいよ那智の滝です。








石の階段をしばらく下って行くと、


小さな境内には社務所や護摩釜などが見え始めました。


早朝なので観光客はほとんどいません。





階段を下りきり、前方を見上げれば、


息を呑むような光景が広がっていました。




那智大滝です。





水しぶきがこの距離まで降りかかり、


僕の坊主頭の上には無数の水玉ができ、


身も心も頭も清められているようでした。


服やかばんが濡れていっても全然気にならず、


ただただ呆然と眺めていました。





ゴォーーー



という滝の音が脳裏まで響いていました。