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祝日が木曜日で
ミント神戸が映画サービスデーだったから
優勝パレードを尻目に映画2本

まずは『首』。
R15だし北野武監督だしこのタイトルだし。
男色まで含めても予想の範疇内の残虐性。
面白さとか迫力とかを最初から求めているのではなく
何かこう ただ見届けようとして
確かに見届けた、という感覚。
北野武監督作品を全部観ているわけでもないのだが
これは観なければ、と思っていた。
そして実際観て、自分の中に
何のプラスもマイナスも残らない、
という不思議な感覚が残った。
強いて言うなら
北野武・大森南朋・浅野忠信の
アドリブっぽいやり取りの場面は面白かった。

別に
時代劇でも現代語で構わないと思う。
古代ギリシアの話を英語でやるほどの違和感ではない。
ただ、「役不足」を
ごく一般的な誤用で使っていたのは
やはり気になった。

そういえば
珍しく原作を(慌て気味に)読んでから観たが
原作とは割と違う部分が多く
どちらもどちらかでしか表現できない残虐性があったのは興味深かった。
脚本も北野監督だから、そこを使いわけているのは流石知恵者だと思った。