あの頃にうちが当たり前に変わらんって信じた景色は
海の向こうに沈む夕日

当たり前のキレイは
今のうちの前には無い

あの頃に思うた自由は
親の愛情に背く我が儘

あの頃程
自由で居れることももう無い

過ぎてみて初めてわかること。
いくつになっても変わらん

いくつになっても親にしたらうちは子ども。
どこに居っても。
会えんでも。
ただひたすらに
うちを信じてくれる。

溢れてこぼれよーてもね。
それでも注がれ続ける親の愛情に。

うちは何も返せんけど……

うちが子どもに思うように

ただ、うちより先に死なんでほしい
スコシデモ
ホンノスコシデモ
幸せでおってほしい……

それが親孝行なんかね?

帰ろう。
大好きじゃったんよ。

港からの夕日


迎えにきてくれるお父さんの足音。


帰りたい。
せんなかった小言も

大切な日常だった。