「伝わるのがあたりまえ」ではない | 元No.1ホステスが伝える「ホステスの心得」

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お水歴15年。スナック、ラウンジ、クラブと渡り歩き、年商1億越えの売れっ子ホステスになりました。オーナーママを経て、現在はホステスさんへ「売れっ子になるための心得」をアドバイスをしています♪

ホステス専門アドバイザー:REINAです。
 
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あるとき、フォード本社から仕事で日本に来ていた方(以下A様)がご来店くださいました。

日本語はまったく話せない、アメリカ人。

私のお客様がお連れくださったのですが、私は英語は話せません。

ナンでウチに連れて来たのー!?と尋ねると、

「えっ?お前、喋れないの!?」

とお客様もビックリ笑




この誤解が起きた理由は、

右もともとバンドで洋楽を歌っていた
右このお客様も洋楽好きでしょっちゅう歌わされていた
右歌だけは英語の発音がいい(歌い慣れてるだけ笑

結果、

「これだけ歌えるなら、話せるだろう」

と思い込んでいたそうです。

迷惑嬉しい (ワハー♪)




とはいえ、もうお通ししてしまったし、英語が話せないという理由でお帰りいただくわけにはいかず。

手振り身振りで対応することになりました。

お客様であるA様はとても優しく、私の言っていることを理解しようと努めてくださいました。

私が会話に困ると、次々に褒めてくださるんです。

「美しい髪ですね」
「ステキな靴ですね」
「そのドレスはあなたにとてもよく似合ってますね」

好みじゃないらしく、顔は褒めてくれないアメリカ人嬉しい (ワハー♪)




このままじゃ会話がもたないな、どうしよう・・・と焦った矢先、

「カラオケは日本で生まれたアミューズメントなので、楽しみしていた」

ということが分かり、「ミセス・ロビンソン」を人が変わったように大喜びして歌ってらっしゃいました。

そこから急激に距離が縮まって、言葉自体はまったく通じないものの、かなり盛り上がってほっとしましたあせる

洋楽やっててよかったあはは




そこで思ったんです。

「私、普段こんなに一生懸命お客様と意思疎通しようと努めてるかな」

「言葉が通じないから必死だったけど、言葉が通じる人には無意識に『伝わってあたりまえ』と思ってないかな」


と。




生半可に言葉が通じると、手を抜いたり、伝わらないことにイライラしたり、相手のせいにしたりしますよね。

「分かってもらえない」
「この人とは合わない」
「言わなくても分かるだろう」

と、伝わること・理解してくれることが大前提で、伝える努力をしないのは甘えですよね。




初めてお客様の前に出たとき、みんな必死にがんばったはずなんです。

でも、仕事に慣れていくと同時に、どんどん「あたりまえ」が増えていって、怠慢になっていく。

あたりまえなんか、ないのに。




セッションでも多くのホステスさんが、

「返事をくれない」
「来店してくれない」
「電話に出てくれない」

など、さも『してくれることが大前提』で傷つき、自らお客様を切ってしまっています。

そういう子に限って、そのお客様に対してまだ何の努力もしてない。

会話をリードしたのもお客様、ノリ良く話してくださったのもお客様、楽しませてくださったのもお客様。

それを『気に入ってくれた』と勘違いして「LINEしたけど返事をくれない」と傷ついて捨てていく。

なぜ「返事をくれることが大前提」で考えるの?と思います。

傲慢ですよね。




言葉が通じても、伝わらないのが大前提です。

同じ国で生まれ育っても、分かり合えないのが大前提。

だから人には、言葉や文字、ジェスチャー、イラスト、写真、音など、様々な『伝える手段』がある。

伝わらないことが大前提だからこそ、こんなにも伝える手段が増えて、分かってくれる人の存在が嬉しい。

あなたも、黙っていても誰かが察して分かってくれることを求めず、伝える努力をしましょう。

全員が分かってくれることなんかないけど、必ず受け取ってくれる人はいます。

その人を大切にしてくださいね。




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