ホステス専門アドバイザー:REINAです。
日本のいいところに【謙虚】という一面がありますね。
でも残念なことに、この言葉を大きく間違えて、逆に相手を不快にさせている場合があります。
私達は自分でも気付かない【話し癖】というものを持っています。
良かれと思って言ったことが相手を怒らせてしまった!
という問題の多くは、ここに原因があります。
でも何がいけなかったんだろう?
って自分で考えても、意外と分からないものです。
だって、クセですから
人から言われて、初めて気付くことがたくさんあります。
ホステスは、そのお客様に適した話し方、言葉の使い方をしなければなりません。
どんな相手に
どういうときに
どう伝えるか
あなたのキャラクターだからこそ許されることは何なのか
どうしたら自分が「イヤだな」と思うことを避けられるのか
相手にも不快な思いをもさせずに済むのか
何百人、何千人というお客様と会話をしてきた経験と、何百人ものホステスさんと接してきた経験から、適した話し方をアドバイスしています。
その中から、簡単で誰にでもできる方法を1つだけ、ご紹介しますね。
たとえば、ホステスはよくお客様とお食事に行きます。
その際に、謙虚になって言っているつもりが、お客様に違和感を感じさせてしまうことがあります。
「何でも好きなもの頼んでいいよ」
「じゃあ、お寿司でいいです」
・・・何となく引っ掛かりませんか?
本当にお寿司が食べたくて言ったのに、ただ謙虚な言い方をしただけのつもりなのに、お客様はこう言います。
「刺身とか、何でも好きな物食べていいんだよ」
これでは、次の同伴に繋がりにくくなってしまいます。
【喜んでくれた感】 を、お客様が感じられないからです。
謙虚になる場面を間違えているのですね。
たった1文字変えるだけで、印象がガラリと変わります。
「じゃあ、お寿司がいいです」
「で」を「が」に変えるだけ。
たったこれだけで、お客様に「嬉しいです」という気持ちを伝えられるんです。
これが1番食べたかったんです、というニュアンスが伝わると、
喜んでくれた感
を演出することができます。
では、自分に置き換えて考えてみましょう。
もしもあなたがスタッフや他の女性にこういう言葉を使っているなら、相手はやる気を削がれます。
「~でいい」という言葉には、受け取る相手からすると、こんなメッセージ性が含まれています。
誰でもいい
どうでもいい
めんどくさい
そんなつもりで言ったワケではないんだけど・・・
といくら思っても「つもり」は伝わりません。
たとえば、大切な接待の場を任されたり、お店やお姉さんにとってとても重要な特別なお席を任されたとします。
嬉しいし、認められた気もする反面、
「私に務まるかな」
「大丈夫かな、失敗したらどうしよう」
「もっと適任の人がいるんじゃないか」
などなど、いろんな不安も抱きますよね。
「本当に私でいいんですか?」
と尋ねたとき、ママやお姉さんに、どちらのセリフを言われたら自信に繋がるでしょうか。
あなたでいいのよ
あなたがいいのよ
後者のほうが、俄然やる気倍増!じゃないでしょうか。
たった一文字違うだけで、
- あなただから任せられるんだよ
- あなただからお願いしてるんだよ
という気持ちが伝わりますよね。
必要とされれば、がんばりたくなっちゃうのが人間。
普段は自信のない子でも、そこまで言ってくれるなら精一杯やってみよう、って思えます。
「~でいい」という言葉がプラスに働くのは、
相手がダメだと思っていることを受け入れるとき
たとえば、
- そのままでいいんじゃない?あなたはあなたなんだから。
- これでいいよ、ありがとう!
「ダメなんかじゃないよ」っていうメッセージですね。
これはこれで、ホッとするものです。
でもこれも「が」に置き換えてみると
- そのままがいいんじゃない?あなたはあなたなんだから。
- これがいいよ、ありがとう!
「ホッとする=安心」を通り越して、嬉しくなりませんか?
特に後者なんて「やってよかった、喜んでもらえた!」って感じません?
こうやって自分の話し癖をほんの少し変えるだけで、人間関係は驚くほどスムーズにいくものです。
性格や付き合い方を変えるのは大変だけど、使う言葉を変えるくらいならちょっと意識すればできますよね。
意外とこんな些細なことでお客様を逃しているので、意識してみてくださいね。
自分の話しグセのどこが問題なのか、改善方法が分からない場合は、こちらをどうぞ
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