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空飛ぶ猫の旅

ぼくら みんな 旅の途中

思春期のるぅとつきあうのはときたまかなりめんどくさく(笑)イライラすることもあり、

でも、そういう時期の人なので仕方ないと分かるし、自分の思春期の親子関係なんて

もっともっともっと悲惨だったし、人間関係としては円満なハッピー親子ライフなんだけど。

 

「高校生になると友達と深い話ができるようになっておもしろいな~」

と るぅは最近言い、いろんなことを話してくれるのだけど、

 

「意外と世の中にはまともな親がいないんだなあと分かった」

と るぅは言い、わたしが「そうだろうね~(笑」と言いながら話を聴く。

“まとも”の定義次第なわけだから。

 

たとえばこんな話・・。

友達の兄弟にひきこもりの人がいて、母親に時々暴力をふるい、だけどなんてことない

話では母親と兄は仲良しで・・ だけど親夫婦はずっと円満ではなく、暴力をふるわれる妻を

夫は見て見ぬふりをして家庭内別居状態・・

その友達の子が小学生のとき、母親は「離婚しようかなあ」とその子に言い、「寂しいから

離婚しないで!」と泣いた。中学生になりだんだん理解できてきて、離婚していいよ、

むしろ離婚してほしいと母親に言うも、「あなた離婚しないでって言ったじゃない(笑」と

まったく離婚を考えていない様子・・・ すべてが辛く、ひきこもりの兄弟の存在については

外部の世界に対しては みんないないかのように振る舞っている・・

 

どう言ってあげたらいいんだろう?その子はどうしたらいいんだと思う?

と、るぅはわたしに話してきた。

 

 家庭、親子関係で小学校高学年あたりの頃からずっと悩んでいたわたしには、

そんな話だけを聞いただけでもワカルことがたくさんあるけれど、

やっぱりその家庭の場合、夫婦の関係と 問題の自覚と それに向き合う勇気とか・・

そんなことが一番の核だなあと思える。

 

そして、その子については、そういう環境にあっても、自分の可能性や力に蓋をしないで

いって欲しいとも思う。自分の人生を作っていく力は、みんなにある、ということだけは

信じていくのだ~!と思う。

 

ま、そこはいいとして、

さんざんそういういろんな話を聴いたあと、おずおずと、「それでさ、お母さんはどうなの?

まともではないとは思うけど(笑」と るぅに訊くと、

 

「おかあさんはサイコーさあ!!!叱ってくれたりアドバイスくれたり話聴いてくれるし、

ほんとうにおかあさんの子でよかったよう!!!」 と大絶賛してくれたのでした。

 

で、わははは!!!ありがとう。るぅがここに来てくれて本当にうれしいよ。

といつものラブラブな告白をしあって終わった。

 

おずおずと言ってもね、まあ、実際にウチのかあさん最悪だわとか思われてもいいと

思っているし、本当に最悪ならば反省して何か変える余地もあるしで(笑)

 

まあなんというか、必死で母親業やってるわけでもないし、高校生になってからは、

フツウの両親そろってる円満な家庭では母親がやらないであろうタブー的なこともやってるし、

そこだけ見たらサイアクな母親と言われてもしょうがないと思ってるんだけど、

 

わたしは自分が親との関係がずっと築けなくて、今ではふつうに接しているけど

心の距離はだいぶあるままだし、親とは何も深い話を語れずにいる。たぶんそれは

ずっと変わらないだろうけど、相手の存在を否定していないだけ、それだけで十分イイ。

 

やっぱり人との関係って信頼関係がネックなんだなと思う。

そこさえちゃんとできていれば、親子関係も夫婦関係も恋人関係も、すべてイケてるよね

と思う。

 

信頼って、愛だな。