私は会社では一応真面目なサラリーマンとして、昼夜を問わず働いている。
ただ、40代独身、一説には女性には全く縁のないダメ男として見られているかもしれない。

それはそれでいい。
付き合い酒やキャバに誘われるくらいなら、
エステで散財したいところだ。

社内でも数名、私の病的なほどのエステ通いを知っている者がいるが奥さまラブの既婚者、風俗好き、飲み屋のお姉さん好きと趣向が合わず呆れているだけだった。

しかし、先日のこと、
新人君がマッサージ(2,980円のやつ)に嵌っているという話をしていた。
大学でたての若さでマッサージに頼るのはどうかとは思ったが、
「マッサージしてくれるの、かわいい子いるの?」
と聞いてしまった。
「いるわけないじゃないですか、ペンギンさん。男の人ですよ」
「それって気持ちいいの?」
「力強くて気持ちいですよ」
「俺は、男にマッサージしてもらったことはないな」
「それって風○とかじゃなくて?」
「いや、基本的にはマッサージにだけのお店だよ。
ただ、ただのマッサージで終わるか、○俗になるか、
恋愛に発展するかは、自分と相手次第だよ。」
「うおっ」
(なんだかすごい食い付きだ^^;)
「料金は60分2,980円よりも2,3倍高くて6,000~10,000円くらいするけど」
「今はお金がないので、ボーナスまで待って下さい」
「お前、彼女いるんじゃないの?」
「それは関係ないっす」

ちょっとだけ私の限定記事を読ましてみたら
「ぜひぜひ連れてってください」

そして先日ボーナスが支給された。
前途ある若者、しかも可愛い彼女がいる若者を
この世界に導いてしまって良いものか
本気で悩んでいる私がいる。