という質問が今日のレッスンであった。


ゆっくりなアダージョ表記なのになぜ

4分の3で書いていないのか?

不思議に思われたらしい。

彼女の中では四分系はゆったりめ

八分系ははやめといった印象があったらしいのです。


作曲者は調を選ぶのでも

拍子を選ぶのでもやはり理由があってのことだと思う。


そして同じアダージョ表記でもやはり

八分の3は早めな気がします。

しかも軽やかさやふんわりさなどや

前に進むベクトルを感じます

四分の3のほうがどっしりと構えた感じ・・・


古い時代の舞曲などはその時代の様式にも

選ぶ理由がありそう。

ちゃんしたたとえばメヌエットとか舞曲の様式が

記されている譜面ならそれは明らかだが

今回ご質問があった曲は

教本に載っていたあまり有名でない作曲家の

”舞曲”とだけ書いてある曲だったために

その譜面からははっきりとは捉えることができない、

もう少しちゃんと調べないと;;


大きな違いは

八分の6は大きく二拍子に

八分の3は大きく一拍子に捕らえられること

だと思います。

四分の3は三拍子でしかやはりないのですから・・・


すると私のイメージでは

八分系は三角の形のものがまるで車輪が

回転するかのように進むかのような感覚、

四分系は三つのモノが並んでいる感じがするかも。


質問があってから

さまざまな有名な曲を

ピアノで弾いてみて

別の生徒さんTちゃんと・・ご一緒に検証してみた。


四分の3は八分の3のように

またその逆も、、

四分の6は八分の6のように

またその逆も。。。

違いは明らかだった

まったく違う楽曲のように音楽が奏でられていく。


愛の夢第三番は四分の6拍子だ。

コレを八分の6で弾くと

軽すぎてしまう感じ、、あのリストならではの

大胆さや広がりがなんだか小さな世界観に縮小されてしまうよう・・


ランゲの花の歌を八分の6であるのを

四分の6のように弾いてみた。

一言Yちゃん!

「重っ!(笑)」あの曲の持つさわやかさが無くなっていた。


サンサーンスの白鳥。

四分の6表記であるが

まず八分の6表記にされた譜面を想像するだけで

楽譜が32分音符ばかりとなっていまうので

強烈に見ずらそうなイメージを持った。

弾いてみるとそこにはあの曲の持つ

ゆったりとした優雅な雰囲気が無くなっていた。

しかも四分の3のようにも弾いてみたが

それもやはり強拍の来るのが早く訪れてしまうため

せせこましいのに、更に重くなってしまう感じ。。。

すーっと白鳥が水面を動いているような感じが

消えてしまうようでした。


というわけでやはり

拍子を選ぶのにも理由があるのだと本当に思います!


四分の4はそれらしく

二分の2も勿論!

単なる数え方だけではなく

そこには音楽を表現するための意味が

ちゃんと存在するーーーーのだ。


日ごろ当たり前のように数え

拍子感を感じて弾いていたので

改めて質問をうけて

説明をするということで

自分の中ではしっかりと納得ができました。

質問してくださった生徒さん、有難うございました。。


ただ記事として書くと

皆さんに伝わったかどうか。。。???謎ですが??

言葉足りない部分があると思います。

もしくはもう少し掘り下げたほうがよかったかも・・。。。

ごめんなさい~~(ノω・、)


明日も(いや明らかに今日ですが・・)よい一日を音譜


MINE