穏やかなイメージの地中海も

やっぱり、荒れる時はあるわけで、

小船に乗ってるときは、

この海に落ちてしまわないかと怖かった。

 

私には初めての体験で、

タイスの瞑想曲の中間部分は

きっと、このように荒れた海の感覚?と

頭では想像しながらも、

現実はその揺れにおののき

船の突起にしがみつくしかできない。

 

そんな中でも余裕で立ち

悠然と船を操る70代のサルバトーレと

私に波がかからないようにと

自らの立ち位置を出来るだけ気遣ってくれる

息子さんのピッポ(あだな)、とても素敵な人たち。

 

 

十数分、荒れてのち

徐々に穏やかさを取り戻す海。

 

 

体験してきたことは説得力になる。

悩んだり苦しんだりしたことも

何か意味があると思いたいものだ。

 

心穏やかに。

 

MINE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早朝、

光が生まれるとき。

 

美しい。。

私は夕日より朝日派。

 

アーティストの端くれだったので

生み出すことが好きなのかもしれない。

 

海岸通りに沿って建つ

キッチン付き、アパートメントを借りて

ナポリでの住処とした。

 

冬の閑散期なので

なんと窓下は工事中。

これがなければ本当に絶景。

 

此処は、懐かしい友(楽器)

ガリアーノの生まれた街。

 

MINE

 

 

 

 

アグリジェンドのオリーブの木。

 

 

存在感ありすぎる!!!

 

~~~~~

 

オリーヴは見るのも食べるのも大好き。

オイルはいつもクレタ島のもの。

強い刺激があまりなく、自然な味わいなので、

オールマイティーに使えて気に入っている。

 

ところで

我が狭~いベランダには、、、

オリーヴの木が2本。

ある意味存在感ありすぎ!

 

2本置いているのは、

勿論、実をつきやすくするための手段ではあるけれど

すっかり、オリーヴブラザーズとして

愛着を持って接している。

 

今年は、弟君のほうが、ずいぶん花芽を付けた。

咲いているのも、ちらほらと。

 

どれくらいの数、実るかな?

30個ぐらい?

もしも・・・100個採れたら、

観賞だけでなく

何かに活用してみようかと。

 

期待を持って考えること、

何よりも楽しい時間♬

 

東京、今日はなかなかに暑いですが、

佳い一日を!

 

MINE

 

 

 

  

これは朝カフェと私のスケッチ。

一応左手のつもりですね。

スケッチではやたらと小指が長くなりましたがσ(^_^;)

このような骨の集まりで

手は成り立っているのです。

 

手の準備運動として

握ったり開いたり、

手を下に向けてぶらぶらと振ったり、

一本ずつ動かしてみたり。

いいことだとは思います。

 

一本ずつ動かすとき

中手骨の意識はありますか?

 

指の付け根であるこぶし部分は

よく肉眼でも場所が見えるので

わかりやすいですけれど

中手骨って・・掌の内側にある。

 

スケッチにあるように

手首に近いほうは骨はブロックになっているようです。

 

(#私は手に入る専門書などを参考にしていますが、

医学を修めてはいないので

解剖で実際に骨をみたわけではありません・・)

 

さて、今日はどちらの手のほうが動きにくいですか?

より重い腕のほうで、こんな意識はいかが?

(同じくらいという方は、左手からスタートしましょう。)

 

↑中指の延長線上手のひら側の

手根中手関節のあたりを、白棒で示しています。

 

人差し指から小指まで

(下の写真は人差し指で行っていますが、)

写真の左から右を5回ぐらい繰り返します。

 

  ⇒  

ここが指の動きの源なんだなぁという箇所が

見つかるのでないかと思いますが、

少し微調整をしてみてください。

 

こぶしが出っ張るところよりもより

だいぶ手首側ですよ。

 

指先で触れているほうの指は

ギューギュー押さないで、

てのひらの内側にある

関節の隙間を感じ

位置をフォーカスするために

出来るだけ指先で触っています。

 

手の甲側が

ストレッチされるように

力は入れすぎずに

最初はゆっくり粘りのある動きで。

それからだんだん軽い動きにも

していっていいと思います。

 

終わったら

立ちながら両腕を体の前に伸ばして

(前習え、状態)

指を動かしてみてださい。

中手骨を意識したほうは

軽く動きやすくなっていませんか?

今度は腕を床方向おろすと

ストレッチしたほうがより力が抜けて

重力を感じたなら成功です。

 

弦楽器では

特に左指がうまく動かない方に効果的です。

使いすぎて硬くなって動かない場合も含めて。

右手は重さを感じてコントロールしづらい方に・・

 

小指や薬指が弱い方は

2、3回 ほかの指より多めにするのもいいかと思います。

左手の小指側はヴァイオリンを弾くときに

手のひらが丸まってしまっている人も多いので

現在の状態でのできるだけ、でよいので

平らに近づけるよう手のひらを開いてストレッチを行ってみたほうが、

関節を見つけやすいようです。

 

個人個人、硬いところや弱いところは異なります。

フォーカスする場所(CM関節)が違っていると

効果の出方が減少するかもしれません・・

 

そのあと 確認のため

violin、持ってみてください。

 

左腕は、violinを持つ姿勢では

特に肘下に外回旋(ひねりが)加わりますが

先ほどの”動きの源”を意識して

指板に指をたたくようにしてみると

指の動きに強さや安定感が出るようです。

 

小指が突っ張ってしまう方や

ハイポジションで指が浮いてしまう方、

人差し指に無駄な力みがある方など

私の生徒さんたちには、即効性があるように感じます。

 

 

(ただフォーカスする場所が違うと

効果の出方が減少するかもしれません・・

どうもわからないという方は、、、

、、是非一回だけレッスンにいらしてください。)

 

違いが理解出来たら

体全体のバランスをとるために

もう片方の手も

同様にされてくださいね。

 

指や腕にけがや鋭い激痛やしびれがある方は

控えてください。

 

ご自分の身体に安全な範囲で

行ってみてください。

 

さあ、指も軽くなったことだし

音楽を弾きましょうか♬

 

親指については、また別の機会に。

 

MINE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポーツでは、

準備運動や運動後のストレッチなど

あたりまえです。

 

じゃあ、楽器演奏するときは?

さっと楽器を取り出し、

おもむろに弾き始めると

何だかちょっとかっこいいですが(^_^)

 

でも、身体にとってはどうなんでしょうね。

 

弦楽器なら、指慣らしでスケールや解放弦でのボウイングは

するかもしれませんが。

自己練習でも、レッスンではさらに、

教える側も受ける側も時間は限られていますし、

ついつい、ぱっと弾きはじめて

弾き終わって楽器を片付けてそのまま、

のようなこと、多いのでは?

 

ストレッチやマッサージは必ずします、

といった方は多くはないと思うのですが・・

いかがでしょうか?

 

激痛になってから

治そうと思うと、

私の経験からですが、

とっても大変です!!!

 

硬さを感じたり、だるさを感じる程度の時から

いや、もっと子供の時から

意識していたら違うのではと思います。

 

筋膜は層になっているそうですし

疲労は年輪のごとく蓄積されているのです。

 

弾く前の身体全体のストレッチや、

弾き終わりに下腕や上腕を、

逆腕の掌でそれぞれ上下に

ただ、さすってあげるだけでも

何もしないのとは違います。

(自分の実感です)

筋膜が指や肩を通って僧帽筋(背中)まで

つながっている構造なので、

少なからず弛みます。

ご自身で硬いな、と思うところは

少し多めに。

 

簡単でシンプルなことですが

予防が大切ですし、

早期発見も大切。

 

弾く前の準備運動、

弾いた後のメンテナンス、どちらかだけでもする習慣を

まだ若い楽器を学ぶ方にも意識していただけたら

私はうれしいです。

 

~~~~~~~~

音楽は素晴らしいです。

楽器演奏は楽しいですし、

勿論、癒されるし・・・。

 

できるだけ、痛みがなく

コリが少なく、心地よく

演奏が続けられたらうれしいですよね。

 

 

↑パレルモのマッシモ劇場の内部。

響きが素晴らしいです。

ゴットファーザ~♬

 

MINE

 

ある日・・・突然violinが弾けなくならない為に。

 

 

楽器奏者は、

楽器を持った(使用した)上での身体バランスが必要となり、

それは私たちの身体の自然なバランスとは異なるものとなるでしょう。

 

また、魅惑的な音を鳴らすため

弾き手は無理に体を曲げたり、

回旋させたりする必要が出てきます。

 

練習において、

又はプロであれば生活に直結して

その姿勢になり、長い時をかけて

身体の筋肉、筋膜、骨、はたまた硬膜から神経などを刺激して

様々な不調へ導かれる可能性を否定できないようです。

 

身体が柔らかい

身体が堅い

敏感

鈍感

人前で緊張しやすい

人前でのパフォーマンスが好き

一度に長時間

一度に弾く時間は少しずつだけれど長年

すでに上達し、弾きこなせている

まだ初心者。

子供の時から弾いている

学生の時から

大人になってから

 

個人によって状況や状態は様々。

身体に影響がある部分も

大なり小なりだと思います。

 

私の身体やレッスンでの生徒さんを通じて見つけてきた

演奏者に起こりやすい問題を、

音楽をより長く、より楽に、より美しく演奏するために

役立ったことや考えなどをお伝えしたり、

逆に教えていただいたり

共有できたならと希望しています。

もしも・・・何か一つでも誰かのヒントになったなら、

私が痛みや不調と向き立ってきたことも

少しは意味を持つのではないか?

と思うのです。

 

MINE

 

 

 

 

   

早朝のエトナ山

シチリアの朝の光

島の東側にある街、カターニア。

そして朝食の後の

カンノーロ。

私はいつもエスプレッソダブル。

ホテルでの朝食、すべて素晴らしい!!

今までに食べたカンノーロの中で

これはとにかくダントツに美味しかった。

 

ベリーニの博物館へ。

朽ち果てそうなビルディングの中に

彼の直筆譜や父親や彼自身のピアノが幾つか置いてあった。

ピアノは木目や象牙の経年によってより魅力的で美しい。

 

 

カターニアのマッシモ劇場にて

ロッシーニのスターバトマーテルを聴く。

 

旅のある一日の出来事。

 

MINE

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この海に

また逢いたい。

 

碧さにのみ込まれそうな程

それは美しかった。

 

・・・懐かしい旅の想い出。

 

MINE

お久しぶりです。

一体、何年ぶりでしょう?
 
ブログをお休みしている間に
自分の楽器をA.Guarneriに変更。
 
20年以上ともに過ごしてきた
お礼参りとばかりに
前の楽器の故郷Napoliへ旅立つ7日前
今の楽器に突然の出会いがあった。
 
グァルネリでMozartを弾いてみて、
その純粋な高音域に
あっという間に惹かれていった。
 
 
今まで愛してやまなかったガリアーノと別れる予感は
ものの30分も経たずに確信となり
「楽器変えてもいいよ」という言葉は
自分の唇から音となった。
 
・・実はその少し前
ヴァイオリンをやめるしかないと思っていた。
身体が、腕が痛すぎて、
顔も洗う時でさえも
苦痛で声が漏れるほど。
 
Fガリアーノはどこまでもパワフルな楽器で
低弦のふくよかな魅力は計り知れない。
弾くこちら側のエネルギーが吸い取られるような気がしていた。
もう弾けないかもと自問自答していた。
だったら、今までお世話になった楽器の生まれた街へ行ってみたい!
 
そんな時に、グァルネリに出会った。
彼はバランス感覚に優れていて、
私が弾きたいように音楽をコントロールさせてくれた。
そして美しい澄んだ倍音を届けてくれる。
救世主となる、と感じた。
 
その直前に最後にガリアーノで録音をしたのがレスピーギ。
そして二年の間は、演奏活動をしてきたーー
 
~~~~~~~~~~
そして、、三年の月日が経過し現在
・・いろいろ考えてきて
ヴァイオリンをはじめ弦楽器を中心に
楽器を演奏する方たちへ
私が二年をかけて
自分の身体、主に筋膜や骨に向きあってきたことを
皆様のご参考までにですが
お伝えできたならばうれしいと思っています。
 
来月5月からは
内容を軌道修正してお届けするつもりです。
以前のブログを覚えていてくださる方も
もういらっしゃらないかとは思いますが
今日はとりあえず”ただいま”のご報告です。
どうぞ再びよろしくお願いいたします!
 
MINE
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

昨日は生徒ちゃんのコンクール受賞演奏会だった。
大勢の受賞者たちの未来を思いつつ
フレッシュな演奏をきかせて頂いた。

寒い一日で、
旦那さんは大風邪をひきました。
皆さんもお気をつけて・・
明日から通常通りの方も多いでしょうから。

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

「ブログでレッスン」や音楽紹介等のカテゴリを中心に
また改めてブログを再開させるつもり。
その際はまたこちらからリンクできるようにしますが、

私的なブログは、
此処までとさせていただきます。

特に影響力も無いであろうブログでしたけれど(笑)
今までどうもお世話になりました。
楽しいお付き合い等もあったりと・・
いろんな思い出が蘇ります。

特に・・首を痛めた際の、
皆様のお心のこもったメッセージには
本当に助けられました。

ありがとうございました。
感謝申し上げます音譜