久しぶりにヴァイオリン奏法について

書いてみたいと思います。



弓を持つときに

指全体が突っ張ってしまう;;;とか

つまんでいるように持っている::とか

弓を持っている場所が徐々に弓先方向に

ずれていってしまう:::などという悩みを持っている方に

お勧めです。



補助具として輪ゴムを使った方法です。


一旦、ヴァイオリンの弓の一番元にある

ねじ(毛の張り具合を調節する)を緩めて

完全にはずすと箱と棒の部分が外れますので

輪ゴムを箱部分に横に通してください。

普通の輪ゴムの場合は二重にするぐらいがいいかも

しれません。そして分解したものを元に戻します。


弓を持つときに下の写真のように

薬指中指を通したり

もしくは薬指だけを通したりして持ってみてください。


ちなみにこの手は20過ぎの初心者の生徒さんの手。

指全体を丸めてうまく持てました・・。

ただすこし親指ひっ掛ける部分を少なめにしたほうがいいかもね~!
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ゴムにより箱に指の第一関節から先が

密着させられる感じがすごくあります。

すると自身では指にそんなに力を入れずに持ててくるようです。

それでいて弓を持つ場所が滑ったりしにくいのです。


それから徐々にゴムを使わなくても

感覚の再現ができるといいと思うのです。


道具を使わずともその弓にタッチする感覚が

感じられる方は使わないほうがいいと思います。

うまく持てない方のみね!



こんな運動をしてみましょう~~!


まず右手でほぼ前出の写真のように

弓を持っていただいた後。

左手でーー弓の上部の木の部分を持ちます。

(もしくは先生がもってあげます。)


そして弓と指との接点(指先だったり人差し指の第一関節の左横だったり・・)

の場所はほぼ変えないようにしながら


アップボウをする時ののように

弓の上に向かって押し上げるようにしてもらいます。

その際左手(先生の手)はそれに抵抗してください。

ヴァイオリニストMINEの芸術的な?!暮らし-090207_183726.jpg

すると彼女の指はこんな風にすこし左方向に伸びました!

逆に今度はダウンボウの方向に

ひっぱってみて~。

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すると今度は親指も小指もしっかり曲がってきました。


こんな指の間接の屈伸運動を

五回から~十回ほど続けていただきます。

こういった練習運動のときは

なるべく大げさに屈伸してみましょう!

でも大切なのは接点が狂わないようにするということです。

手の形が崩れすぎた運動は

あまり意味がなくなりますのでご注意を!


続けていくと指のクッションといわれる動きが

自然とできるようになってきます。


これを普通のボウインングにも

是非活かしていただきたいですね♪


ロングトーンだけでなくサルタート時や細かな音なども

この屈伸性のある動きは使うので

(クライスラーなどの付点のリズムもこういった指の動きがあると

実にさわやかに洒落たリズムになるのですよ~)

間接の動きは柔らかにしたいものです。


柔よく剛を制す・・ですかね~♪


ヴァイオリンにもヤワラは重要ね!


文章で示すのは限界を感じますが・・

参考のひとつにしていただけたら

嬉しいです。


私の生徒さんたちは

この方法で随分自然体の弓さばきができてきましたよ^^



それでは

今日も一日楽しくがんばります~!


MINE