今まで右手について書いてきました。

きっと私が左利きなので・・

右手に関することのほうが自分自身で考える

機会が多いのかもしれません。


さて、、

ここでは今のところ本当に基本の基本。

初心者の方にも使えることに触れています。

しかも教本などにありそうなことではなく

オリジナリティーのあるものについて

ご紹介したいとは思っております。

参考になりましたら嬉しく存じます。


おとといレッスンにいらした女の子。

上手に弾いていらっしゃるのですが、

六度和音を取る時に

指通しが離れるときの1と2の指の音程が

合わなくて困っていました。

指先どうしは離そうとしていても

1と2の指の第二関節が力んでくっついてしまうのです。


実はこの原因は

ネックを持つときの左手が
無駄な締め付けがあるからだと思われます。

こういう方は非常に多いですよね。


この締めつけが強い方は

人差し指の付け根がヴァイオリンにべったりと

張り付きすぎているということが

要因のひとつとしてあり

さまざまなところに問題が生じるようです。


(親指が原因の方も結構いらっしゃいますけれど・・

こちらの件はまたいつかお話しますね(-^□^-))


和音が押さえにくいだけでなく

ポジション移動が硬くなったり

一の指を前後ろに滑らせるときなどに

上手くいかなくなったりもしますね。

もちろんヴィブラートも!


さて意識するだけでは

解決できない方にお勧めの方法です。

(でも、意識することは非常に重要です

道具に甘えずにね!)


下の写真のように鉛筆を1と2の指の間に

はさんで見ましょう。

ちなみにこれは私の手・・あせる恥ずかしい(;^_^A
ヴァイオリニストMINEの芸術的な?!暮らし-090517_125056.jpg


このままヴァイオリンを持ってみましょう♪


前出の小学校低学年のお子様に

試していただきました。


こんな風~

ヴァイオリニストMINEの芸術的な?!暮らし-090514_170400.jpg

鉛筆を使うことで、それまで少しだけですが

開き気味だった手の形もきれいになってきましたし、

実際1と2の指に無理やりに隙間を作らされる形に

なっているため自然と和音が押さえられました^^


付け根部分は本当は軽く触れていても良いように思います。

ただ寄りかかりすぎは困るのです。

接部分をで触れるというより

で触れるような感覚ではないでしょうか。


付け根部分の写真。

すこしわかりにくいかもしれませんが参考までに・・

ヴァイオリニストMINEの芸術的な?!暮らし-090514_170421.jpg


10分ほどこれで何でも弾いていただいて

鉛筆を取りはずしてみると

なんとなく鉛筆がはさまっているような

存在の感覚が指に残ります。


その感じを利用して鉛筆なしでも

再現してみてください♪


あくまでもきれいに持てている方は

そのままで大丈夫!

できない方のみ試してみてくださいね。


私は先ほども書きましたようにサウスポーなので

えんぴつで楽譜にさっと書き込めて便利です(笑)


力というものは

すべてを抜くことはできません。


それはヴァイオリンを持つことも

立っていることすらも出来なくなるということですから。


大事なのは余分な力を最大に抜いていくという

ことなのだと思います。


自由な指の動きを作るためには重要なことです。


でもこれが本当に難しいことですよね!

口で言うのは易しですが・・・

少しずつ変化していくと

いい音に変わっていくので嬉しいですよ~♪


それでは良い日曜日の午後をーー


MINE