今まで右手について書いてきました。
きっと私が左利きなので・・
右手に関することのほうが自分自身で考える
機会が多いのかもしれません。
さて、、
ここでは今のところ本当に基本の基本。
初心者の方にも使えることに触れています。
しかも教本などにありそうなことではなく
オリジナリティーのあるものについて
ご紹介したいとは思っております。
参考になりましたら嬉しく存じます。
おとといレッスンにいらした女の子。
上手に弾いていらっしゃるのですが、
六度和音を取る時に
指通しが離れるときの1と2の指の音程が
合わなくて困っていました。
指先どうしは離そうとしていても
1と2の指の第二関節が力んでくっついてしまうのです。
実はこの原因は
ネックを持つときの左手が
無駄な締め付けがあるからだと思われます。
こういう方は非常に多いですよね。
この締めつけが強い方は
人差し指の付け根がヴァイオリンにべったりと
張り付きすぎているということが
要因のひとつとしてあり
さまざまなところに問題が生じるようです。
(親指が原因の方も結構いらっしゃいますけれど・・
こちらの件はまたいつかお話しますね(-^□^-))
和音が押さえにくいだけでなく
ポジション移動が硬くなったり
一の指を前後ろに滑らせるときなどに
上手くいかなくなったりもしますね。
もちろんヴィブラートも!
さて意識するだけでは
解決できない方にお勧めの方法です。
(でも、意識することは非常に重要です
道具に甘えずにね!)
下の写真のように鉛筆を1と2の指の間に
はさんで見ましょう。
このままヴァイオリンを持ってみましょう♪
前出の小学校低学年のお子様に
試していただきました。
鉛筆を使うことで、それまで少しだけですが
開き気味だった手の形もきれいになってきましたし、
実際1と2の指に無理やりに隙間を作らされる形に
なっているため自然と和音が押さえられました^^
付け根部分は本当は軽く触れていても良いように思います。
ただ寄りかかりすぎは困るのです。
接部分を面で触れるというより
点で触れるような感覚ではないでしょうか。
付け根部分の写真。
すこしわかりにくいかもしれませんが参考までに・・
10分ほどこれで何でも弾いていただいて
鉛筆を取りはずしてみると
なんとなく鉛筆がはさまっているような
存在の感覚が指に残ります。
その感じを利用して鉛筆なしでも
再現してみてください♪
あくまでもきれいに持てている方は
そのままで大丈夫!
できない方のみ試してみてくださいね。
私は先ほども書きましたようにサウスポーなので
えんぴつで楽譜にさっと書き込めて便利です(笑)
力というものは
すべてを抜くことはできません。
それはヴァイオリンを持つことも
立っていることすらも出来なくなるということですから。
大事なのは余分な力を最大に抜いていくという
ことなのだと思います。
自由な指の動きを作るためには重要なことです。
でもこれが本当に難しいことですよね!
口で言うのは易しですが・・・
少しずつ変化していくと
いい音に変わっていくので嬉しいですよ~♪
それでは良い日曜日の午後をーー
MINE