2022年末くらいからJ-REITの相場が冴えませんが、今月に入ってからさらに下落しかなりの割安水準となってきており、東証REIT指数は2020年のコロナショック以来の安値圏となってきております。
コロナショック以降不動産相場も賃料相場もむしろ上がってきている所だと思われますが、純資産と時価総額の比であるNAV倍率は0.85程度と非常に割安性が高まってきています。
何故ここまで下落しているのかが興味深いところですが、JPXの投資部門別売買状況では最近になって銀行からの売りが増えてきており、直近では海外投資家も同様に売ってきています。
銀行の売りに関しては国際的資本規制であるバーゼルIIIの最終合意によってJ-REIT等のリスクウェイトが上昇し、資産組み換えを行う必要のある地銀等が3月決算前に売却しているという話もあります。
値を戻すのがいつになるかは分かりませんがデータから少なくとも今は以前より割安になっていると言え、その間大きくインカムゲインが取れると判断したのでJ-REIT指数に連動するETFである1343を購入することにしました。現況の利回りが約4.2%、年4回の分配金があります。
日本株も米国株も少なくとも指数レベルではかつてないレベルに高騰してしまった今、値頃感のある数少ない投資対象のように思います。