皆様こんばんは。予定通り?にUPできそうです。


あぁ、眠気に襲われてどうにもまとまりません…。

が、倒れる前にUPしておかなくては。

中身が変?と思われたら、ぜひご一報くださいませ。

あ、そうでなくてもコメ歓迎!(←こればっかり…)


では、以下からスタートですラブラブ









熱愛??スクープ!5




「そう、心配しなくても大丈夫。熱が上がる時はちょっとキツイんだよ.。彼女なら点滴したからとりあえずこれで心配いらない。むしろ君が休んだ方がいいくらいだよ。」


 駆け込んだLME御用達病院の救急外来で、スタンバイしていた医師がひょっとしたら患者よりも顔色が悪いんじゃないか?と苦笑したほど、蓮の顔色は青くなっており看護師などスタッフも心配していた。


「はぁ。自分ではよくわからないものですから…。では、大丈夫だと思っていていいということですか?」


おろおろ、という言葉がしっくりくる蓮の様子に、医師はこらえていたのであろうが思わず吹き出してしまった。


「くくくっ、す、すまない。天下の敦賀蓮が一人の子の発熱でこんなにうろたえるところがみられるなんて、思いもしなかったから…。彼女なら大丈夫。さっきも言ったけど、熱が上がりきるまでがきついんだ。まぁ、その時に横になってなかったから余計に辛かったかもね」

「…やっぱり、そうですか」

「…ん?何か気になることがあるのかい?」

「俺が…家に帰るのを引き留めて、そこにいるように言ってしまったから…」


 ベッドの上で点滴を受けて顔色が改善したキョーコを見つめ、蓮は唇を噛みしめた。

 その様子に、医者はやれやれ、というように肩をすくめると蓮に言った。


「それだけが熱の上がる理由ではないよ。彼女も最近は忙しくなってきただろう?こんな仕事してるからっていうのと、宝田からも色々聞いているが、かなり気遣いをする子のようだし、疲れが貯まっていたこともあるだろうから。ま、若いから回復も早いだろな」

 言葉の中に社長の名を聞いた社がすかさず尋ねる。


「先生は社長とお知り合いでいらっしゃいますか?」

「ん?あぁ。この病院の医師でLMEに所属する人を担当する場合は必然的に社長とコンタクトがとれる医師になってるから。院長ほどではないけど、私もそこそこ長い付き合いをしてるよ…あれ?その顔だと知らなかった感じだね。私はまずいことを話してしまったかな?」


 あはは、と明るく笑う医師に社と蓮は安心感を抱き、肩の力を抜くことができた。


「では、『京子』 のこの状況はすでに連絡済みとみていいのでしょうか?」

「社長にはすでに連絡がいってるよ。状況といっしょにね。ま、担当の上司には君から伝えてくれるから問題ないだろ?…えっと、この子は松島君のところだっけ?」

「あ、いいえ。彼女は椹主任のセクションで…」

「あ!そうか。タレント部門だったか。あとラブミー…部だったっけ?面白そうなところにも配属されてたよね」


 からからと笑う医師に、看護師が遠慮がちに 『先生』 と声をかける。


「あぁ、すぐいくよ。じゃぁ、敦賀君、社君、私は他の患者を診にいくからこれで失礼するよ。彼女は点滴が終わったら帰っても大丈夫だから。…それとも入院の手続きをとるかい?」

「いいえ。俺が家に連れて帰りますから」


 さらりとそう告げた蓮に、社が小声で問いかける。


「おい、蓮…この時間にだるまやに送ってくのか?」

「まさか。あちらへは帰らないことをお伝えしますよ」

「いや、いくらなんでもまずいだろ?キョーコちゃんのその状態でお前の家って…」


 ぼそぼそと小声でやり取りしている二人の様子に、医師がにんまりと笑って聞く。


「その様子だと敦賀君の家に連れて帰るのかな?」

「えっっ!いや、あのっ」

「そうです。俺のところに連れて帰ります」

「おい、蓮っ!」

「どうせ、ごまかしは利きませんよ。社長にも現時点で筒抜けだとみるべきでしょうし」


 二人がそろって医師をみると、彼は爽やかに笑いながら告げた。


「当たり。ま、こうなることも宝田は予想してたみたいだけどね」

「……どこまで見てるんだ、あの人」


 蓮が呟き、社がひきつった笑いをこぼすと、医師は肩をすくめながら「さぁね」とつぶやくと真剣な顔に戻って蓮を見る。


「で、プレス規制はどこまでかける気だい?」

「社長の判断にお任せしますよ」

「…蓮、いいのか?」

「この状況であの人が食いつかないわけもないでしょう?ヘタなことをするとこっちのダメージの方が大きいですから」


 至極もっともっぽいことを言う蓮に、社は心の中で毒づく。


  ―― …自分がヘタレなだけだろーが


「何か?」

「何にも」

「…じゃあそういうことで。あぁ、先生。帰るときに囲まれて帰れない状況だけはなしにしてくださいね」

「当たり前。この寒い中外でそんな押し問答してたら彼女の体調がまた悪化するからね。それはさせないから」

「では、よろしくお願いします。お忙しいのに引き留めてすみません」

「何の。うちは私がいなくても十分にまわしていける優秀なスタッフがそろってる。便宜上いないといけない程度だから気にしなくていいよ」

「ご謙遜を」

「あはは。ありがとう。じゃ、おだいじにね」


 足早に立ち去る医師を見送ると、蓮は社とともにキョーコの点滴が終わるのを待って、眠ったままのキョーコを抱きかかえて病院を後にした。




 つづく

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あれ?話が進んでいかない… ( ̄ー ̄;

もう少し精進しようと思います。←





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