落下腸マッサージの注意点 | 美腸セラピースクールBlog

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2007年に「美腸セラピー専門店」をスタート。これまでに様々な不調の方を腸から癒してきました。その実績からくる技術と理論を「美腸セラピスト養成講座」で教えています。

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本日のテーマは「落下腸マッサージの注意点」

 

よくテレビ番組でも取り上げられていた落下腸ですが、誤った施術をおこなうと、逆に腸へ負担となるため、本日はその注意点についてお話したいと思います。

 

そもそも、生まれた時から大腸が固定されていない方の腸内で便が溜まり過ぎると、その便の重みで、腸が垂れ下がって伸び、便を送り出せないことで、酷い便秘になっているのが『落下腸』の状態。

 

でも、実際の施術の現場で感じるのは、そんな先天性の方ではなく、年齢によるくたびれや、下剤による腸機能の低下によって、腸が落下している方が多いのでは?と思います。

 

 

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落下腸マッサージ

の方法とは

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落下腸の方が増えているのに合わせ、テレビでも「落下腸マッサージ」という名称で、自分でケアする方法を紹介していたりしますよね。例えば、その方法として次のような内容がありました。

①仰向けに寝ころび両ひざを立て腰の下にクッションをおく。

②下腹部から上へ両手で腸を押し上げていく。

③その後お腹を、つつくように刺激していく。

 

落下腸が原因となる便秘に限らず、腸を適切に刺激してあげることは良いことですが、たとえば上記の方法でも、腸専門の美腸セラピストとしては、注意したくなる部分があるので、それも含めて、本日は自分でケアする時の注意点を3つ、ご紹介したいと思います。

 

 

 

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セルフケア

3つの注意点

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★その1=つついちゃダメ

 

テレビで紹介していた「落下腸マッサージ」の方法で、腸を持ち上げる動作は、問題なく行っても大丈夫ですが、腸をつつくような動作は、過敏性、痙攣性の便秘の方は、過剰な刺激になる可能性があるので、注意が必要です。

 

何故なら、お腹(腸)は、とてもデリケートですから、突くような細い刺激を与えると、腸は緊張してしまい、弛緩性や習慣性の便秘の方なら、その刺激により排便が促されることもありますが、過敏性や痙攣性の症状を持つ方が、これを行うと、ただでさえ、普段から緊張状態が続いてる腸に、その突くような刺激で、さらに過緊張状態になり、酷い人なら吐いたり、目まいがしたり、苦しくなったり、ということもあるので、ストレスや自律神経の影響を受けている方は、つつくのは止めておきましょう。

 

 

★その2=腸は早い動きが苦手

 

それと、「早い動き」というのも、腸は警戒してしまいます。つまり、つつく動作もそうですが、お腹をさする動作でも、さっさと済まそうとして、移動の早さが、とても早い場合、腸の緊張を招き、硬くこわばったり、過剰に動いてしまったり・・・そうならない為には、普段から頑張っている自分のお腹を優しく労わるように、ゆっくりとさすってあげてくださいね。

 

 

★その3=強い刺激は腸への負担

 

そして、自分で腸をマッサージしてあげる時に「もっと刺激すれば、もっと出るんじゃないか?」と思って、ついつい力まかせに、お腹をグイグイと捏ねてしまうと、先程も言いましたが、腸はとてもデリケートですから、その強い刺激により、腸は緊張を強くして、それが続けば、逆に腸が弱ることにも繋がります

 

それを知らずに目先の変化だけを優先するような方法を紹介してしまうテレビ番組や腸セラピー系サロンも増えていますから、それらの方法を鵜呑みにすることなく、腸には優しく接してあげて欲しいと思います。

 

 

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以上が、美腸セラピスト視点からの「落下腸マッサージ」のアドバイスになります。また、当サロンでも、初めてご来店される方には必ず「セルフ腸ほぐし」の指導を行っていますので、自分ケアの方法がイマイチよくわからない方や、自分だけでは「うん」とも「すん」とも言わない頑固な便秘な方は、腸ケアのプロ、美腸セラピーを頼ってみてくださいね。全国からのご来店を心よりお待ちしております

 

 

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NPO法人健康増進技術協会

理事長 松下

 

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※美腸セラピーは、あくまでも「予防療法」であり、「医療行為」ではありません。施術により直接的に病状や疾患の改善および完治を目的とするものではなく、人が本来持つ自己治癒力を高めることで、健康維持・増進を目指すものです。