「幼児の便秘」についてのお話 | 美腸セラピースクールBlog

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2007年に「美腸セラピー専門店」をスタート。これまでに様々な不調の方を腸から癒してきました。その実績からくる技術と理論を「美腸セラピスト養成講座」で教えています。

【2014年9月2日の記事を再アップ】
本日は『幼児の便秘』についてのご質問と回答についてご紹介したいと思います。
 

 

今回のご質問

    
生後2カ月ころからすでに便秘で、3~4日出ないと“こより”で刺激を与えていました。そうこうしていたら、3~4日に一度のペースで自力で出るようにはなりましたが、肛門が切れて出血することもしょっちゅうです。
 
1歳半検診の時に小児科の先生にそのことを相談すると、「それはまずい」と下剤を処方されました。下剤を飲むと下痢をして出ます。でも、薬をやめるとまた便秘をします。
 
薬に頼るのもどうかと思いながらも、これといった解決策もなく今に至ります。一般的には、運動不足、水分不足、のノ字マッサージをよく耳にしますが、プラスα、何かいい方法は無いでしょうか?

 

 
 

 

  松下より回答

うちの下の子も生まれつき腸が弱くて、便の出も悪く、食べる量も少なかったので、我が家でおこなったサポートも含めて、お話しますが、食事や水分等の一般的なサポートは既にされているご様子なので、本日はご質問にもある通り「プラスα」の方法についてご紹介したいと思います。
 
 

 

赤ちゃんの排泄について

赤ちゃんの頃は、何かを食べたら腸が動いて「その都度ウンチが出る」という感じで、便を溜めて出すという感覚が、はじめの頃はありません
 
そのうちに「便を溜めてからドバーっと出す」という行為が「気持ち良い」と感じるようになり、便を溜める習慣を少しづつ身につけていきます。
 
溜めた便を出すタイミングについては、何かを食べた時、腸が動いて、その刺激で便を出す、という事になりますが、その時の腸の働きに、心の状態が強く影響しています
 

 

 

排泄は心が強く影響する

そして、赤ちゃんの心の状態に、強く影響を与えるのは、もちろん、大好きなお母さんの(心の)状態です。例えば、お母さんが怒っていたり、イライラしていると、赤ちゃんは敏感に反応して、自然と緊張しています。
 
お母さんが、お父さんと何か言い争いになった時、突然、赤ちゃんが吐いたりした経験は無いですか?それは、話している内容が解らなくても、赤ちゃんはその状態を感じとり、腸が緊張してしまうためです。
 
そして、もともと腸が弱いタイプの赤ちゃんは、心も繊細なことが多く、より敏感に反応してしまいます。だから、赤ちゃんの頃から便を上手く出せない場合は「安心感を与える接し方」をすると、腸も動きやすくなります
 
 

 

安心感を与える接し方

安心感を与える接し方といえば「ふれあい」が一番です。よく「のノ字マッサージ」が良いと言いますが、この時に大切なのは、やり方よりも接し方であり、その時のお母さんの感情でも作用が異なります
 
例えば「のノ字マッサージ」を面倒くさそうに力づくでやってしまうと、赤ちゃんの腸は逆に緊張するので「お母さんがのノ字マッサージをする度にお腹が固くなる」なんてこともあります。
 
正しい方法とは、優しくゆっくりとお腹を撫でながら笑顔で話しかけ、赤ちゃんに安心感を与えてあげること。そうすると、心が緩み腸も動き始めます。つまり、お母さんの気持ちが一番のポイントなんですよ。
 
 

 

うんちを出した時の反応

じつは、赤ちゃんがうんちを出した時のお母さんの反応も排便リズムに影響を与えます。例えば、うんちをした時、オムツの取り換えを嫌そうにしてたり、面倒くさそうにしていると赤ちゃんはこう思います。
 
「お母さんは僕がうんちをすると嫌な気持ちになるから、しない方がいいんだ」そんな風に赤ちゃんが感じると、うんちを出せなくなってきます。だって、大好きなお母さんが嫌がる事はしたくないですからね。
 
だから、赤ちゃんには『うんちをすると嬉しいんだよ』と伝えましょう。うんちを出すとお母さんが喜ぶから僕もいっぱい出すね」と思います。だから、全身で、うんちが出た事を喜んであげてくださいね。
 
 
 

うんちカレンダーをつける

自分でトイレへ行けるようになってくれば、毎日のうんちを普段から意識できるように、うんちカレンダーをつけていくのも、オススメです。(↑はウチの子のうんちカレンダー
 
うちの子も昔、4~5日出ないなんてこともよくありましたが、うんちカレンダーで排泄を意識するようになってからは毎日のようにうんちも出てますし、食欲も増えています
 
もちろん出ない日もありますが、その時は子供のお腹を優しく撫でながら、学校であったことやお友達とのこと、子供の話を聞きながら、ゆっくりとした時間を過ごしていると、お腹も動きだして、うんちが出てくれることも多いです。
 
 

 

お父さんが出来るサポート

もしお仕事から家へ帰った時、赤ちゃんがよく泣いてたり、最近は便が出にくい、と聞いたなら、もしかすると、それはお母さんの気持ちに、ユトリが無くなってきていることが原因かもしれません。
 
そんな時は、仕事でお疲れとは思いますが、ぜひ奥さまのお話を聞いてあげて欲しいと思います。お母さんの笑顔が無くなれば、子供の笑顔も無くなります。お母さんが笑顔で過ごしていれば、子供も笑顔で過ごせます
 
出産後に体が戻るにも時間がかかるし、ミルクや夜泣きで睡眠不足になるし、初めての事だらけの子育てでクタクタで、男性が思ってる以上にお母さんって大変だと思うので、奥さまのサポートを積極的にお願いします。
 
 
 

美腸セラピーは受講生募集中!

 
心と腸の繋がりは赤ちゃんや子供の時だけに限らず、大人になってからもその影響は大きく、腸が弱っている方の多くは心も弱ってしまっていることが多いと言えます。心を強く保とうと思っても体がシンドければ難しいですよね。
 
でも、体(腸)が強くなってくれば、自然と心も強くなってきます。だから、腸の疲れや弱りを感じた方だけでなく、心の疲れや弱りを感じた方も、自分の手に負えなくなった時は、美腸セラピーサロンへご相談くださいね。

 

美腸セラピスト養成講座は、実技授業の中で実際に施術を受けながら学べるから、ご自身の腸ケアにも繋がります。直接、施術を受けられる方、またご家族のために技術を習いたい方、全国からのご来店をお待ちしています。

 

美腸セラピースクール

NPO法人健康増進技術協会

理事長 松下

 

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※美腸セラピーは、あくまでも「予防療法」であり、「医療行為」ではありません。施術により直接的に病状や疾患の改善および完治を目的とするものではなく、人が本来持つ自己治癒力を高めることで、健康維持・増進を目指すものです。