会社で嫌なことがあった日のダンナは直ぐにわかる。



玄関を入って5分もたたない内に

些細なことにケチを付け始めるからだ。


それは余りに突然ハイレベルにキレだすので、

『因縁を付けられる』とでも言った方がピッタリだ。

その後、これでもかと言う位、相手の事をこき下ろす。
暴言の限りを尽くし、私の全人格を否定する。





今日は、
洗濯物を畳んでない!から始まった。





私は「またか・・・」と思うのだけど、

その後、絡み付くヤクザのように

延々全ての事に因縁つけ続けるので、

こっちもエキサイトしてきてしまう。


結局、相手にしててもしょうがない、と我に返り、

ダンナがしつこくてもダンマリを決め込み

無視をして寝室へ、

がパターン。


訳わからんやつにマトモな対応しても、

こっちが疲れるだけだから。




しばらく時間が経つと、あっちも我に返るらしく、

謝ってくる。

これも、いつものパターン。

「今の事は、誰かに当たりたかっただけで、本心じゃない。

そんな事、思ってないから。忘れてくれ。ごめん。」







でもね、








最近よく【言霊】というコトバを耳にする。



言葉を発した時すでにコトバの魂が生まれている。



取り消せるモノではないのだ。
一度、口に出したコトバの中の、

誹謗に満ちたが全身に突き刺さって

私は、立ち直ることが出来なくなる。
また、ダンナのことが嫌いになる。







でも今日は、イチゴが寝た後で良かった。





起きていたら、ダンナのコトバの刃

イチゴにも向けられる。


彼女の心にも消えない傷を残しただろうから。

子供相手にも、カンタンに酷いコトバを投げつける。

そんなダンナを私はいつも許せない。






そして、自分もまた、

どんどん心が蝕まれていってるのだと思う。











気分屋な自分の言動が

どれほど周りの人間を傷つけているか・・・


「オレって、昔からそんなんやった。

 きっと、家庭環境がそうさせるねんな。」


いつまでも、親のせいにしてないで、

少しは、撒き散らす“棘”を減らす努力をすべきだ。





もう、自分が親になったのだから。