昨日、朝スーパーで買い物をしていたら、
やかましいおばさんがいました。



あいてないレジで
「何番のレジがあいてるのよ!
急いでるのよ!」
とさけんでいる。


おばさん、この店は初めてかい?
この時間は1番レジしか
あいていないのだよ。



私は最短距離で
1番レジへ。
続いておばさん、
店員さんに誘導され、
小走りで
私の直後に。


後ろでおばさん、
お怒りのご様子。
どうやら、
一番がお好きな方のようです。
1番レジには
いなかったくせにね。


背後から
舌打ちが聞こえる。

急いでるのに!
と独り言。

マナーがどうのと
やいのやいの呟く。
おそらく、わざと聞こえるように。


おばさんの都合なんか
知らんがな。
私が知っているのは
開店直後のこのスーパーは
1番レジしか開いていないということ。
先に並べよ、先に払いたきゃ。



折悪しく
私は
財布にひっかかった五円玉が
なかなか取れず
支払いに手間取る。

おばさん、露骨に舌打ち。



いやー、
お急ぎのところ
大変申し訳ありませんなあ。

やっと終わった、
とかまた
聞こえるように。

生き急いでる。
おばさん、あんた、
生き急いでるよ。
その証拠に
目の横に
すげーシワが。



だから言ってやったんです。
自分の目の横を指差しながら
さらにブツブツ言っているおばさんに向かって
「シワがよくお似合いですね」
と。



黙った。