パリオペラ座のオニール八菜さん、プルミエ昇格素晴らしいです。
オペラ座バレエ学校を卒業してもバレエ団に入団出来ない人もいるのに
別路線から進んできて。
思えばローザンヌ出場の時から優雅でしたもんね。
踊り始めてすぐにポワントの紐がほどけてしまい
落ち着いて舞台から退場、直してまた踊り始めて。
焦ることなくその後の踊りに影響することもなく。
ある種の落ち着きと品格があってあれは持って生まれた資質なのでしょうか。
ぜひ一度生の舞台を観てみたいなあ。
先日、スタジオの発表会を観に行きました。
会場では2年ぶりに会う前回一緒に踊った方々と再会したりして
懐かしかった~。(〇〇ちゃ~ん!とか完全小学生モード突入)
今回は最初から最後までゆっくり座って鑑賞。
そして思ったのが舞台の空間というもの。
バレエではなくコンテンポラリー(ジャズダンスベース)の作品で。
かなり活躍なさっている先生ご本人と生徒さんの作品が素晴らしかったです。
私はどちらかと言えばクラシック派で
特にコンテが好き、というわけではないのですが
一気に引き込まれました。
先生がお一人で踊っている時
全く舞台の広さを感じさせずむしろ狭く感じるくらいなのです。
照明もとくに派手ではないし衣装もモノトーン。
それなのに「もっともっと」っていう広がりを感じさせるのって不思議です。
先生振付生徒さんだけの作品でも
とにかく「ああいう振り移しってどうやるんだろう?」
という驚きと共に
ほぼ動きっぱなしで後半からはハアハアしてる息遣いも聞こえるほどの
激しい目まぐるしい踊りなのですが
訴えてくるパワーが落ちることもなく。
バレエでも上手な人は踊っている間
実際より大柄に見えますけど
つまり踊るってそれだけのパワーを秘めていないと
(特にセットがない発表会のような場では)
お客さんも一緒に振りをなぞって終わっちゃうんだなと
考えさせられました。