(自慢のプチプラトップス。

300円ショップのヒト用オーバーパンツで作成)



ジュリアン・ムーア主演「アリスのままで」観ました。


初めてクリスティン・スチュアートを可愛いと思った( ´艸`)


ジュリアン扮する主人公は言語学を教える大学教授。

医者として働く理解あるご主人と

娘2人やはり医者を目指す息子にも恵まれて

順調にキャリアを積んでいたのに

50歳の若さで若年性(遺伝性)アルツハイマー発症という

悲劇に襲われて・・という内容です。


実は私の母は外傷性硬膜下血腫で倒れた過去があり

その時手術を終え「これからはリハビリに通って下さい」

と退院したものの

3ヶ月くらいはそれこそ「自宅のトイレの場所もわからない」

状態だったことがあります。

(これは想定内の症状で実際少しずつ元に戻りました)


その時の経験から

私(と姉)にとって、この「認知障害」というのは

トラウマに近いほどの怖さがあるのです。

(そのくせ姉は荻原浩の「明日の記憶」を

「読んでみて」と貸してきました。

怖かった~)


この映画に関しては

「恵まれすぎだろ~!」

という感想しか持てなかったです残念ながら。


まず経済的に自分が退職を余儀なくされても

食うに困るわけではない。

そして旦那さんも

夜中に起こしたりしても「俺は明日仕事なんだよ!」

とか怒ったりする人でもない。

さらに末っ子の娘こそ

親の望む道を歩んでいないとはいえ

クリスマスには一家揃って和やかに集まるほど仲が良い。

施設に入ったりしなくても

自宅で生活を続けられるような環境を得られた。


もし主人公が一人暮らしで

働くのをやめた途端に生活に困るような境遇だったら?

まだまだ養育にお金のかかる年頃の子供がいたら?

50才だったら例えばこちらが面倒をみなくてはいけない

親がいることも十分にあり得ますけど?

親の面倒をみに自宅に戻ってくるような子供がいなかったら?

いたとしてもと~っても折り合いが悪くて始末に悪かったら?


監督は自身も難病をかかえているというのを

wikiで拝見しましたが。


ちょっと「キレイ」過ぎるなあという印象でした。

ジュリアン・ムーアはアメリカの俳優さんにしては

珍しく自然体の人です。

ほぼすっぴんでの演技もあり

素晴らしかったです。