今月から、新しく目標管理の仕組みをはじめました。

 

名前は「MBO GEPPO」。エムビーオーゲッポウと読みます。

 

MBOは「Management by Objectives」、つまり目標管理を意味します。もともと別に運用している社員のコンディション把握システム「GEPPO」と同様、毎月報告する(月報)ことからGEPPOの名前を活用しています。

 

このMBOというのはマネジメントや人事ではよく耳にする言葉ですが、実は後ろにつながる単語があります。

 

「Management by Objectives and Self Control」

 

セルフコントロールという言葉が添えられています。良い目標を持つことで自分自身のコントロールができるようになり、結果として大きな成果があげられるという意味です。今回のシステムでも、個々人の成長を加速できるようにという狙いがあります。

 

■MBO GEPPOのポイント

 

「全社統一であること」が一番のポイントです。

 

これまでは部署の異動や上司の変更があった時には、引き継ぎの作業が発生していました。特に事業分野が全く異なる事業部をまたぐ異動になる場合には、その引き継ぎをきちんとやるフォローなども多くは人力でやっていたのが実態です。全社統一で履歴が残るので、探す時間や確認する時間を減らすことができます。

 

「目標と自己評価を記入」してもらうことも大切なポイントです。

 

目標が不明確なまま走ると、当然ですが仕事に迷いが発生しやすくなるためきちんと言語化してもらうことが重要です。また自己評価を書いてもらうことで、上司との面談で相互理解や差異が可視化されやすくなります。ギャップがあっても早期に対話することで、納得度の高い対話につなげることができます。

 

全社統一で、できる限りシンプルなフォーマットにする。より納得度の高いフィードバックが生まれる環境をつくります。

 

 

 

■MBO GEPPOの流れ

 

このシステムは役員ふくめ、すべての社員が業務として入力してもらいます。


1)毎月一回、自分の目標進捗の自己評価を記載する

天気のボタンで進捗を入力します。メモ欄は自由に成果物などを記載できます。

 

2)上司は部下の自己評価を確認できる

部下の自己評価が閲覧でき、上司である自分の評価メモを残せます。

定期的な面談や対話の材料にすることができます。

 

3)期末に評価者が集まる会議で活用できる

同じフォーマットを使って、評価履歴を元に振り返りをすることができます。

 

毎月末に自分の振り返りとして回答してもらうので、初月である11月は25日に開始しました。すでに2000件弱の回答が集まっており、社員のみなさんの協力に本当に感謝です。また、このMBO GEPPOは今年9月29日に開催されたあした会議での決議ですが、約2ヶ月でのスタートができたのは素晴らしい連携をしてくれているプロジェクトチームのおかげです。本当に感謝です。

 

私も評価される側として個人の目標や進捗の天気を入力しましたが、数分で終わりました。毎月自己評価やメモを残すことで、自分の振り返りが進む感覚があります。

 

MBO GEPPOを活用し、自分自身での内省と上司からのフィードバックで成長の連鎖をつくります!