先日、東京・千駄木の「エスプレッソファクトリー」 さんに行ってきました。
「限られた資金で、エスプレッソメニュー中心のカフェを開業しようとしているなら、ぜひエスプレッソファクトリーの鳴海さんからお話を聞くと良い」
と、FBCのuenoさんから伺っていましたので、開店1周年のお祝いをかねてお邪魔してきました。
今回はアメブロを通じて事前にご連絡していたので、ボクが何者なのか鳴海店長も多少はご存知だったようです(笑)
コーヒー豆やエスプレッソの話に始まって、メニューやお店運営のご苦労話など・・・。
ナマのお話をたくさん聞かせていただくことができました。
お忙しい時間帯に3時間以上もカウンターを占拠しちゃって、スミマセンでした~!
鳴海店長のお話やお店での動きを見ていて、これまでボンヤリとしていたものがだんだんとハッキリとしてきました。
◆ひとりのオペレーション
開店準備作業、オーダー&会計、ドリンク・ランチ・デザートづくり、などほぼ鳴海店長おひとりで切り盛りされていました。
お客様の切れ目には洗い物や食材の発注、それにテーブルを拭いたりコンディメントバーの補充といった仕事もあります。
両替や買物だってあるでしょうし、いったい昼ごはんやトイレはいつ行くんだろう??
すべての仕事を思い通りにできるという楽しみの反面、これはすごい激務です。
「電車山カフェ」のオペレーションをもう一度整理して、ひとりでパニックに陥らないようにしなくっちゃ!
◆選択と集中
お店のメニューにはドリップコーヒーはありません。
紅茶もティーバッグ、ジュース類もほんの少し、というように徹底してエスプレッソに絞り込んだメニュー展開をしているのが特徴です。
やろうと思えばこだわることはできるのに、あえて他のドリンクには力を入れない。
「自店の強み」と「少人数オペレーション」を徹底していくためには、この選択と集中はとても重要です!
◆個客ごとの対応
お邪魔していた3時間のあいだでも、とてもいろいろなお客様が来店されていました。その中でも、思っていた以上に多いなと思ったのがお年寄りのお客様です。
お店は「セルフサービス」を謳っていますが、こうした年配の方に対しては鳴海店長はテーブルまでコーヒーをお持ちしています。
ベビーカーのお客様にもそれなりの対応が必要だそうです。
このようにお客様によって均一でないサービスを提供しつつ、なおかつ不公平感のない印象を与えなければいけないからムズカシイですね・・・。
それを一人で、エスプレッソ落としながらやってるから鳴海さんスゴイです!
◆地域に根付くカフェ
オープンしてから1年、ということで常連さんもずいぶんたくさんいらっしゃってました。
お客様の顔を見ただけでいつものドリンクの準備を始めたり、店の前を通る学校帰りの小学生たちから手を振られたり・・・
いいですねぇ、こういう光景。
地域の人たちから必要とされ、愛され、そして共存していける、そんなカフェを目指していきたいです。
『いつもコーヒーありがとう なるみさん』
小さな常連さんからこんな素敵なラブレターがもらえるような、
そんなお店を目指していきたいです。