ALCATRAZZではない。

グラハムとイングヴェイのはCだけど、こっちはK。

イギリス、NWOBHM期のバンド。声をあげて泣くがいい方よりも古い。(「声をあげて泣くがいい」はALCATRAZZ1stライナーでマサが書いた伝説の名文)

 

 

ALKATRAZZ

 

 

80年結成、メードストン出身の5人組。Gのボブ・ジェンナーと Drのニコ・パーソンズは元々ジャズ/フュージョンバンドをやっていたが、NWOBHMの盛り上がりでロックに転向、メンバーを集めてALKATRAZZと名乗るようになる。

RCAとの契約を獲得、デビューアルバム「YOUNG BLOOD」を81年に発表、SAMSON、TYGERS OF PAN TANG、MAGNUMらとツアーを行う。

82年に同じくRCAからの2nd。

 

RADIO 5

 

 

1st聴いたことないから知らんけどRCAに強要されたのか元々こういうバンドだったのか、このアルバムに関して言えばかなりポップ路線、女性Voのような細いハイトーン、Keyバンバンの軽めでアダルトなハードロックはメタルとは言い難い、でも曲はいいしNWOBHMにはこの手も多くいたから素直に楽しめる。RAGEとかGRAND PRIXなんかと同路線。

ただし彼らのようなブリティッシュ感はほぼない、基本はアメリカンでAOR風だけど哀愁や泣きの切ないメロディがあるのがいい。メタルを期待しないで聴けばどの曲も良い。

そういえばHUGHES/THRALLに通じるような部分もある、曲によってはグレンが歌ったら合いそうって思ったりもした。

 

 

シングル “Think It Over” がイギリスでヒット、この曲はブリティッシュ感があってとても良い曲だと思う。

 

2nd発表後RCAから契約を切られ、さらにメンバーチェンジも勃発、Bのゲイリー・ビーバンがクビ、Drのニコも脱退する。後任は元MAIDENのクライヴ・バーであるとの情報が出たが、実際はそうではなかった。

83年に解散。

 

 

"Blinded"

 

"Blame It On The Night"

 

“Think It Over”