で、これがROUGHHOUSE。
当時日本盤も出てたけど特に興味もなかったから買わずに、たまたま安くで見つけた輸入アナログを買った。
ROUGHHOUSE
TEEZEがCBS/COLUMBIAと契約の際にバンド名をROUGHHOUSEに変更、88年のメジャーデビュー作。
ROUGHHOUSE
めでたくメジャー発売ということで日本盤も出た、邦題は「背徳の館」。ROUGHHOUSE自体には大騒ぎ、バカ騒ぎの意味がある。
ケヴィン・ストーヴァー(Dr)、ブライアン・ストーヴァー(G)がいなくなってマイク・ナタリーニ(Dr)、レックス・アイゼン(G)が新たに加わった。苗字からすると前任2人は兄弟だったのかな?
変なケバさがなくなって見た目も良くなった。メジャーバンドに相応しい。
内容も一流、マックス・ノーマンによってプロデュースされたこのアルバムは音質面でも完全に当時メジャークラス同レベルのハイクオリティさ。TEEZE時代の変な暗さとかヘヴィさが抜けて都会っぽくなった、マイナーくささが消えておしゃれでポップ、メジャー感も十分、LAメタル型ヘアメタル、パーティロック系好きが気に入らない要素がない。
ただ、いつも同じこと言ってるけどこのレベルが星の数ほどいた贅沢な時代、個性の部分はないに等しい。他に劣る部分は何一つない、でもROUGHHOUSEならではのものは感じられなかった。ヘアメタル系同類項の中に埋もれてしまう感じ、モトリーのスター性とか毒気をなくしたようなつまらん曲が多い。"Midnight Madness" はTEEZE時代の再録、この曲が一番いいな。後半 "Justify" や "Racin'" もまあまあ。
当然のようにヒット狙い、チャート狙いなバラードもあるが特にヒットしたとか話題になったとかそんな覚えはない。
この一枚のみで姿を消す。
"Tonite"
"Love Is Pain"
"Midnight Madness"