爆撃中のアブロ・ランカスターを攻撃するBf109 メッサーシュミット。当時、輸入盤屋でこのカッコ良すぎるジャケが目に付いて、どういうバンドか一切知らないまま買った。

 

 

SUICIDE SQUAD

 

 

TKOのVo、ブラッド・シンセルとQ5のG、リック・ピアースによるプロジェクト。メンバーとしてBとDrもいてバンド形態にはなってるものの、二人の写真が大きく使われているところを見るとやはりこれはプロジェクトなのだと思う。これ以外に何か出たということも聞いたことない、恐らく唯一の作品。

 

LIVE IT WHILE YOU CAN

 

 

88年、MUSIC FOR NATIONSからの発売。TKOもQ5もMFNから発売されていて2人とは以前から繋がりがある。

タイトルの「LIVE IT WHILE YOU CAN」、できる限り生きろみたいな意味、そしてバンド名やジャケの戦争っぽいシリアスさから結構メタルなイメージ、でも2人の今までの音楽的な歴からそんなメタメタしいものが出てくるとは思えん。

その予想通りサミー・ヘイガーとかSABUを思わせるようなアメリカンロック、そこに男の哀愁みたいなのが出ていて安っぽいとか能天気な印象はない。

ブラッドのあの声、ハスキーを超えてダーティで男臭いあのVoがそこらのチャラいヘアメタルバンドみたいな子供っぽさを感じさせない。AEROSMITHに通じるルーズさとポップさ、メロディが程よく融合したアダルトなR&R。"Can't Use Ya'" みたいな色気は若いバンドにはなかなか出せないと思う。

リックがいるおかげでそう思って聴くからかQ5っぽさも感じられる、特に "Live It While You Can" とか。

4曲しかないけどどの曲もいい、フルアルバムで聴きたかった。

 

 

有名人のプロジェクトであるにも関わらずミニアルバムのせいか未CD化、多分アナログしかない。

 

 

"No Solution"

 

"Live It While You Can"

 

"Can't Use Ya'"