寿恵子が眼の前で他のオトコに連れ去られてから、失意の万太郎
やる気が出ない、気分が落ち込むんじゃ…
そこから、観察眼の鋭い差配人と、姉さんたちの人生経験を聞かされて、励まされる万太郎
万太郎、自分の気持ち、恋を自覚して突っ走る!!
ここまではうん、まぁそうよねって見れた
恋は明るい、浮きたつものじゃ。自分には黒いものがどんどんわいてくるがです。
自分の知らない(汚いと感じる)自分を知った万太郎の純粋さと苦しさ、それを言語化して伝えるドラマ。新しい知見をきちんと描くところがね、さすが!と思う
でも、白梅堂に凸って決意を伝えるに至る、が、私はちょっと突飛に感じられて、おぉ…?と少しついていかなかったかも
勝ちます!の宣言から、急に結婚したい旨を寿恵子の母に伝えるもワシには植物学があるき!そっち極めてから来ます!
んー、植物学へ進んだ初心を忘れないのは良いと思うけど、寿恵子を眼前で取られてその事で頭がいっぱいだったのに、この時間でここまで決めてくるには展開が早かったなー
万太郎は頭の回転が速いから、出来なくもないだろうけど
いつもの脚本なら、悩むことと、自分は恋もあるけど植物学をやるんだってこともしっかり描いてから進みそうだったから
今週どうしてもそこまで収めきって印刷所まで繋げないといけない事情があったのかなと思いました
駆け足な感じ、私はちょっと残念でした
実業家のワンマンぶりがね、どうしても丁寧に作ってきた寿恵子と万太郎の雰囲気を乱した気がして
万太郎のピンチには竹雄がいたし、その竹雄も外してて。そのへんの物足りなさ、みたいなのもあったかな
まぁ東京に出てからの万太郎は自立してるというか、全て竹雄の厄介にならなくても立派に出来てるから、竹雄との関係も変わってきてるのはわかるけど
(竹雄には竹雄の生活がある、視聴者にはすべてが見えないのも自然なことで大事なんだけども)
白梅堂で前置きなくお菓子をダーーっと買うのも、視聴者に疑問を与える隙のない《らんまん》の流れからすると雑だった感じ
今週は詰め込み過ぎてて進行が大変だったのかもな、と思った
恋も良いんだけど、小さな発見だとか気づきだとか、やりがい、苦楽の乗り越え方だとか、そういったところに見どころを感じるので、らんまんには民放にはないその部分を期待してます!
来週のらんまんも楽しみにしてます!