段ボールで景気がわかる、という説があります。

なんでよ? と思う人も多いかもしれませんけど、思い返せばすぐに解ります。



買い物・特にネットで買い物すると、必ず家に溜まりますよね段ボール


ショップさんに出向いて自分で持って帰るにしても、ショップ宛の配送は通函を使う場合もあるでしょうが、


折りコン(折りたたみコンテナ)は意外と場所をとる。
バックヤードは意外に狭い

段ボールは、意外に緩衝機能がある。

折りコンは、初期経費がかかる。
(そしてほかの取引先への使いまわしに向かない)
…大概通函です。トータルでのコスト削減の為ですから。



なんやかんやで段ボールは今でも結構使用されるし、リサイクルシステム確立してますしね。

流通量=段ボール、とまではいかなくても確実に連動、比例している訳です。



どんなにITが普及しても、人間が生き物である限り、物質を消費しなければ存在できません。
様々なものの消費サイクルが早いのもあるでしょうけど、
小売店で店頭販売、店頭で量り売りの時代に比べれば、最終的な梱包に段ボールを使う比率はとても増えている。

生産量を増やす場合は資材の発注と一緒に段ボールも注文しなければ製品は送れない。
過剰生産のだぶつきもありえるかもしれませんが、停滞すれば段ボールをオーダーしなければいいだけのことです。特殊な切り込みや型抜きで、その製品にしか使えないならストックして置くだけだし、流用できるなら回してしまえばいい。
個人(エンドユーザ)へ発送、という形で納品が増えた=エンドユーザに渡る量が増えるほど段ボール消費も比例して増える

→ 卸で滞留している商品を梱包している段ボールの量なんて、そこで吸収されるだろうから無視すればいい。



運送業も忙しくなる。

やっぱり段ボールで図るのが最速らしい…




身近なことをちょっと別視点で見てみると、いろんなことに気づきます。

気づく力は、仕事でも、生活でも、そして人間関係にも、有効です。