いま流行りの「嫌われる勇気」を読んで・・・ | 沖縄のプチ投資家のブログ

いま流行りの「嫌われる勇気」を読んで・・・

アドラーの本の件、
あの本は青年と哲学者の会話で進んでいるが、率直にそれを読んでて気分悪くなってきた(何度も読もうとしたが)
理由は、哲学者とか宗教書というのは原文は抽象的だがそれを様々な視点で解釈するという事にいい点がある。
だが、この本は断定的で一つの見方を強制している。
筆者の解釈をアドラーの言葉のように表現している。
悪く言うと、コーランをISの解釈の仕方と穏健派の解釈の仕方があることの違いが抜けている

今度は原文を読んでみたいと思う。
哲学書は原文の直訳であり、意味を少し解説する程度が健全だと考えている。

詳細説明:
ある哲学者が言っていたが、キリスト・ムハンマド・フロイトなどは同じように人類に大きな影響を与えた思想家のひとりらしい。

そして、現代の人間はその影響力のある人物が書いた書物を自分の都合のいい解釈をして、まるで神の言葉のように表現している。

ISがムハンマドを使うようにこの筆者はアドラーを利用して自分の解釈をまるでアドラーの言葉の様に断定的に表現している

その手法がISとか各原理主義者と重なってしまい読む気をうせさせてしまう。
自分の思想は自分の意見として書いたほうが、よほど読んでいて清々しい。

あと追加の理由は、最近、人間は白か黒かではなく、白に近いグレーか黒に近いグレーの間で表現されると思うから。
これが正しいとか、断定されるのには違和感を感じる。

追伸:これはアドラーを否定しているわけでもなく、本の手法があざといと思ったという事を言いたいだけ。










嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え/古賀 史健

¥1,620
Amazon.co.jp