山口多聞―空母「飛竜」に殉じた果断の提督 (PHP文庫)/PHP研究所


当時、世界に誇る日本海軍だったが人事で負けたと言われるように成績順で

出世が決まる海軍の人事制度が凡庸なリーダーを生み、結果的に

リーダーの保身や弱さのために多くの人が犠牲になる。

南雲・草鹿という最低なリーダーの直下で最後の武士とも言える

本物のリーダー山口多聞。

歴史にifはないが、もし南雲の上に山口多聞が入れば歴史が変わって

いただろう。

山口多聞のことに及んだ時のリーダーシップには男として惚れ惚れする。

自らもことに及んだ時はかくありたい。