どろ美について知っている二、三の事柄


今回はアニメ「装甲騎兵ボトムズ」に登場するメカです。

ボトムズの世界では人型兵器は「アーマード・トルーパー」(AT)と

呼ばれており、ギルガメス側が用いるミッド級AT「スコープドッグ」は

派生型が色々存在します。

今回のマーシィドッグはスコープドッグの湿地帯仕様というもの。


現在、ボトムズ関連のキットはバンダイ、WAVEから発売されていますが、

今回製作したのは放映当時タカラが発売していた1/35スケールの物。


どろ美について知っている二、三の事柄
















上の画像はキットの説明図より。頭部の丸みが大河原さんの描く

イラストの雰囲気に近いものの、胴体が寸詰まりなのが残念。



どろ美について知っている二、三の事柄
胴体をプラ板で延長して脚部もスネと足首の部分を

接着ラインで幅を詰める。



どろ美について知っている二、三の事柄
で、完成。スーパーロボット系の見栄を張ったポーズと

対極の姿勢にしてみた。軽戦車を思わせる外観から

少し華奢な雰囲気が出るように。



どろ美について知っている二、三の事柄
湿地帯用ということで脚部にハイドロジェット式の

水流装置と泥を掻き分けるためのローラーが

付いている。



どろ美について知っている二、三の事柄
適当に作ったベースに置いてみる。

まぁ超テキトーです。

材料はフォトフレームと紙粘土と「おゆまる」という

お湯で軟らかくするプラ粘土。全部100均で揃います。


どろ美について知っている二、三の事柄
タカラのボトムズは1/24スケールがあまりに良いキットなので

1/35と1/48のほうはそれほど人気が無いようですが、こうして

見ると頭部のイメージは1/35のほうが全然良いので、どこかで

見かけたら買っておいたほうがいいですね。


30年前のキットなのでデカールはダメになっていましたが、

そこは強引に貼りました。

飛行機モデラーのデカールの扱いの上手さを発揮(笑)。


どろ美について知っている二、三の事柄
大河原さんが描いたスコープドッグ。

この絵でわかるように大河原さんの原画では

アニメより頭部が大きいイメージなんですね。


ATはよく戦車のイメージで語られることが多いけど

被弾して簡単に穴だらけになることから、戦車といっても

重戦車ではなくM3や1号戦車のような軽戦車に近いので

軽戦車が好きな私には作り甲斐のあるメカです。


ボトムズの世界には「愛機」という概念がなく、皆が消耗品

のようにメカを乗り捨てる描写も、マジンガーZみたいな

「俺の愛機!」といった暑苦しい世界が嫌いな私には心地よい。