今回は「宇宙戦艦ヤマト2199」に登場する戦闘機、コスモゼロです。

$どろ美について知っている二、三の事柄

バンダイがヤマト2199のキットをシリーズ化すると聞いたとき、心配
だったのが飛行機関連のスケール。(艦船のほうは1/1000で統一)

またバンダイお得意の1/100なのかと思ったら、飛行機キットの標準
スケール、1/72で安心しました。これなら他所のメーカーのキットの
パーツなんかも流用できるので、改造したい方などに都合が良いと
思いますし、他の飛行機と並べて飾ることもできますね。

このコスモゼロは山本玲(あきら)という女性が搭乗するもので、
古代進が搭乗するコスモゼロがα1で、山本機がα2ということに
なっています。
第5話・6話で冥王星のガミラス基地を攻略する作戦でこの2機が
活躍しています。

$どろ美について知っている二、三の事柄
この画像はノーマル状態。
キットは飛行状態・駐機状態・格納状態の三種類の中から選んで
作るように指示されています。今回は駐機状態で作りました。

$どろ美について知っている二、三の事柄
コックピットはこんな感じ。計器板のデカールなどは付属して
いないので、塗り分けてあげるといいでしょう。


$どろ美について知っている二、三の事柄
デカールは細かいコーションマークがたくさんあるので、デカールを
貼ることに慣れていない方にはきついかもしれませんが、きちんと
貼ってあげると、いかにも戦闘機といった雰囲気が増します。

$どろ美について知っている二、三の事柄
キットは機首部分がオレンジ、胴体・翼が薄いグレー、翼の淵が白に近い色で
成型されているので、無塗装でもデカール貼ればけっこう見映えがすると
思います。今回、機首のオレンジは丁度良い感じの色だったので、その部分は
成型色のまんまです。


$どろ美について知っている二、三の事柄
山本さんが乗っている昇降機はジャンクパーツで適当にでっち上げた物。
フィギュアはアホ毛が省略されていたので、プラ板で追加(笑)。
搭乗姿勢のフィギュアも付いているので、飛行状態で作りたい人にも
安心です。1/72という小さいフィギュアですが、丁寧に塗り分けて
あげましょう。(私のはそれほど丁寧とはいえないけど)


$どろ美について知っている二、三の事柄
冥王星基地攻略戦のときの装備。弾頭が赤いミサイルは対地攻撃用。
胴体上の太いミサイルのような物は高機動ユニット。


$どろ美について知っている二、三の事柄
そのほかにも対空ミサイル(左)と対艦ミサイルが付属しているので
自分好みの兵装で組むのもいいと思います。

$どろ美について知っている二、三の事柄
ということで、バンダイらしい「組み立てやすい」飛行機キットでした。
注意点を挙げるとすれば、駐機・格納状態で作るときは脚まわりを組み
立てなければならないのですが、飛行機物に慣れていない人には説明書の
図版が少し解り難いかもしれません。よーく観て作りましょう。
もちろんバンダイ定番のディスプレイスタンドも付属しています。

追記:
コックピット計器板はクリアーパーツではなく、普通のプラ。
メーカー価格2800円のキットとしては疑問に感じる方も
いるでしょうが、これはクリアーパーツの扱いの難しさを
わかった上で、親切設計の一環としてこのようにしたのだと
思われます。
普通の飛行機キットでこの値段ならばクリア成型で計器類を
デカールで用意しているところでしょうが、慣れが必要
ですからねぇ。