私が模型を始めたのは中学生の終わり頃。
いまから11年ほど前のことです。

その当時は時間もあったせいか、72や144スケールの飛行機プラモなら
1日で完成していました。まぁ現在よりもさらに手を抜いていたという
こともあるのですが、基本的に「実機のことを知っていてもそれを模型に
それほど反映させない」という立場もあって、省略する部分が多い私は
ほとんど素組が多い、だから完成するのに時間がかからないわけです。

先日、帰宅途中に商店街の模型店を覗いたら、高校生の頃に作ったことがある
ハセガワの1/72九七式艦上攻撃機があったので、当時のように時間をかけずに
2日で完成させようと思い買ってきました。
$どろ美について知っている二、三の事柄

結果から先に書いてしまうと2日では完成できず、3日かかってしまいました。
仕事がなければ2日で完成していたことでしょう。
このキット、10年前は600円だったような気がしますが、現在は800円。
それでもスケール物としてはかなり安い部類でしょう。

$どろ美について知っている二、三の事柄
フラップの作動ロッドは成型の関係で単なる凸彫刻になっているので
ここは削って0.2mm真鍮線にしておきました。
大きさによってはホチキスの針が使用できることもあります。
今回、修正した部分はここだけで、あとはキットのままです。


$どろ美について知っている二、三の事柄
キャノピーのマスキングも先に済ませておく。
マスキングは人によって色々な方法がありますが、今回は
スコッチのメンディングテープを貼って、ピンセットの先で枠に沿って
擦りつけた後にナイフで切り出すという方法。
このときあまり力を入れるとキャノピーに傷がつくので、あまり他人
(とくに初心者)にはオススメしません。

1日目はコックピットの組み立てと塗装、それを組み込んだ胴体の接着、
翼の接着で終了。

2日目は胴体と翼の接着、全体に銀色を筆塗りするところで終了。

3日目はカウリングを黒系で筆塗りして、エアブラシで迷彩塗装、
キャノピーや魚雷などを接着してデカール貼って、つや消しトップコートを
かけて完成。こんな感じです。アンテナ線なんかは省略。

$どろ美について知っている二、三の事柄
パーツ少ないので組み立ては時間かかりません。
ただし昔の物なのでバリが多い。

$どろ美について知っている二、三の事柄

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$どろ美について知っている二、三の事柄
$どろ美について知っている二、三の事柄


$どろ美について知っている二、三の事柄


追記:
このキット、昔のハセガワにしては凹モールドなのかと思って、手持ちの書籍を
参照したら、マニア社の金型をハセガワが引き取って生産している物のひとつ
でした。(ハセガワの1/72九九軍偵なんかもマニア社製)
マニア社というのは1972年に通販専門(後に店頭売りもする)の飛行機プラモ
メーカーとして設立されましたが、隼の開発を最後に廃業したようです。