はじめに

本記事では、SBI FXでスキャルピングをやめた理由を説明します。SBI FXの口座を持っていてスキャルピングをしようかどうか迷っている方の参考になればと考えています。

 

 SBI FXで100枚程度のスキャルピングを普通に繰り返していた

 

私がSBI FXの口座を開設したのは、10年ほど前の話です。スプレッドの幅が狭いのが一番の理由でした。法人口座だったので当時でも300倍くらいのレバレッジをかけることができました。スキャルピングでの口座凍結があったとの記事も見ますが、私がスキャルピングをやっていたのは70枚〜200枚程度でしたが、1年ほどの間に口座凍結されることはありませんでした。

もっとも私の場合はスキャルピングだけでなく、デイトレードもしていました。スキャルピングでは、1日40〜50回くらい(定かではありませんが)で、多い時は100回はゆうに超えていました。1年間で計算したスキャルピングコストは6千万円くらいだったと記憶しています。

 

 SBI FXはロットが増えるとスプレッドが広がる

 

SBIのスプレッドが狭いのは1万通貨までで、それ以上になるとスプレッドが大きくなります。スキャルピングでは、これが結構こたえます。実際にスキャルピングコストを計算したのもそれがあったからです。スキャルピングはロットが大きくなるのでやっぱり変動するとスキャルピングはやりにくく感じます。これがSBI FXでスキャルピングをやめた理由のひとつ。スプレッド実績はSBIFXスプレッド実績をご覧ください。トレードスタイルで変わりますから広い、狭いは個人の感覚です。

 

 SBI FXで記録にないレートでロスカット

 

随分と前の話なので、今のサーバー環境とは違うかもしれません。その日、SBI FXでトレードしたときに、チャートで記録されていないレートでロスカットされたのです。ポジションを持ったときに逆指値は必ず入れています。それに引っかかって決済されていたのですが、チャートをみるとそこまでレートは到達していません。そのトレードは、スキャルではなくデイトレードでのショートポジションでした。

実は、その少し前に奇妙な現象が発生していました。追加のショートを入れようと思ってエントリーしようと思ったのですが、なぜかエントリーできませんでした。おかしいなと思ったのですが、まあエントリーできなくてもいいかと思い放置していました。

そして、しばらくして次に見たときにポジションが決済されていたのです。逆指値にひっかかったのか? と思ったのですが、チャートをみるとそこまでレートは上がっていません。頭の中は「?」が浮かぶばかり。1分足のチャートを見ても、ヒゲ先ですら、その決済レートには届いていなかったのです。確か、30枚くらいで損失もそんなに多くはなかったのですが、それでも理由がわからずもやもやします。

その後、利益がのったトレードになっただけに後になってふつふつと怒りがこみ上げてきました。翌日カスタマーサポートに電話したのはいうまでもありません。

 

 カスタマーサポートから追加の連絡はこず

 

カスターマーサポートに連絡したところ「急な価格変動でレートに示されなかった可能性がある」との返答をいただきました。こちらも「そんなことだろうな」と想像していたので、特に食い下がる気も起こりませんでした。契約上、そうした場合の保証はされないとあったことも知っています。

カスタマーサポートでも私のロスカットが実際に示されているチャートにはない数値であったことを確認しました。それで後ほど「調査して報告します」との連絡を受けましたが、実はその後全く連絡がなかったのです。私が納得したと思ったのでしょうか。

約款上は、問題ないのかもしれませんが、改めて連絡するといってなしのつぶてだったので、まあ、100枚、200枚くらいのトレーダーならそういう対応レベルなんだなと、割り切ることにしました。それが、SBI FXでスキャルピングをしなくなった二つ目の理由です。

 

 おわりに

 

やっぱりスキャルピングに関しては、スキャルピングを公に認めている、あるいは推奨しているFX会社がいいと思います。SBI FXに関しては、決して悪いFX会社でないことは確かでしょう。たまたま、返答が来なかっただけだと思います。それもあるので、この記事ではあえてスキャルでおすすめのFX会社に関しては言及しません。