先日「森昌子さんが倒れた。」でも言ってみたが、今日も「恐喝未遂」で逮捕された芸能人を大々的に取り上げていた。
実際に恐喝して金銭を奪い取ったり、圧力をかけたり、いろいろな考慮をしてもらえる立場の人間の罪はスルーなのに、
一度脱落した(そのイメージを貼り付けたい)人間には日本の報道は実に執拗で、高圧的だ。
(田代まさしなんかも流してるな。他に報道することないのか。

いつもお世話になってるnofrills さんがこんな記事を書いていた。

マイケル・ジャクソンの裁判のおかげで公共の電波に乗らなかった声。

私は昨晩の「ラリー・キング・ショー」に出る予定でした。この選挙の前に息子がイラクで戦死している母親の視点から,イラクの選挙についての意見をお願いしますと言われていたのです。番組で私が受けることになっていた質問のひとつが,私が息子の死を「それだけの意味があった(worth it)」と考えているかというものでした。

ところが昨晩は結局「ラリー・キング・ショー」には出ませんでした。非常に重大なことが起きたという理由でキャンセルされたのです――マイケル・ジャクソンの公判があったので。

(中略)

ラリー・キングには,イラクでのいかさまの選挙のためにお子さんのお一人を犠牲にしたいですかと尋ねるつもりでした。キングやジョージ・ブッシュが,一連の嘘と誤りと誤算のために,自身の子どもたちを,殺されたり一生不自由な身体にされたりするために送り出すでしょうか。イラク侵略と占領のすべての嘘が白日の下にさらされています……どうして私たちの息子たち・娘たちは,まだイラクにいるのでしょうか。この嘘のかたまりのためにもう1滴でも血が流されることがあってはなりません。

(後略)


こういうことがあることを、日本でも当然のように行われているかもしれないことを、ニュースを見る側も心得ていたほうがよいと思う。