エロネタに見えるけど本気です!!


死ぬのはやつらだ先輩 の記事

男だっていろんな嗜好がある 決めつけんな!


で、昔SPA!に載ってた「手術写真」などを思い出しううう、となっていたのだが、

記事についた loveminus0さんのコメント、


イエメンとか中東の一部の地域では女の子の割礼の風習があるらしいじゃないのさ。超痛いらしいよん。


で、この映画のことを思い出した。

母たちの村
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(確かうに兄貴 のところで知ったんだと思って探したんだけど、検索で見つからない。)


女子割礼を扱った、深刻だけど暗くない強い女性たちの物語。

割礼を受けている主人公、コレは割礼によって受けた自身の肉体や心の傷を思い、娘には割礼を受けさせないことを決めた。そんなコレのもとに割礼を受けることを拒絶した少女たちが「庇護(モーラード)」を求めて駆け込んでくる。


映画では割礼によって死亡してしまう少女、割礼をしないことによって「結婚相手にふさわしくない」とされてしまう悪しき伝統・社会的偏見が描かれている。



どの文献によるものか思い出せないのだが、女子割礼(女性器切除)は、「感じる部分」を切り取るのだ、という説を読んだことがある。クリトリス、小陰唇、etc。

男性の性は力の証として肯定されるのに、

女性の性は「はしたないもの」「貞節を保つために邪魔なもの」と排除される。


ヴァンデミエールの翼 2 (2) (アフタヌーンKC)/鬼頭 莫宏
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↑この漫画にも「母性」を強調した7話の中に"罰として"「感じる部分を切除された体」を持つ自動胴人形が出てくる。

やつらだ先輩の記事の件も考えてみれば女性の性と関連している。

(やつらだ先輩は「男性の好み」の面から訴えているが)


小陰唇が大きいことが「恥ずかしいこと」、性器が黒ずんでいることが「はしたないこと」と貶められ、男性の視点・もしくは「社会的偏見」にあわせて、女性が自分のあるがままの体を恥じ、変えようと思う。こんな悲しいことは無い。


女性にも性欲があり、性の喜びを感じることが当たり前であるはずなのに、「自由」であるはずの自分たちの社会が、あまりにも「女性に対する清らかであってほしいという願望による偏見」に満ちている。


参考記事:

不徳の致すところ  (非国民通信




願わくは、女性がエロ話を喜んだり、たわいもないエロい戯言にうなづいたりすると白眼視されるようなことのない、女性が性の喜びを自由に謳歌できる、女性の性が肯定された風通しのよい社会になっていきますように。


#やつらだ先輩とのコメントのやりとりで「小陰唇」を「小陰器」と書いていた+思い違いをしていたことに気づきこっそり訂正。先輩との会話は勉強になるなあ。しっかし、「陰」の「唇」ってネーミング、実にエロいっすね(ニヤニヤ