ホッキョクグマ:クヌート飼育係が死去 ベルリンの自宅で


【ベルリン小谷守彦】ベルリン動物園の人気者、ホッキョクグマ「クヌート」の飼育係として知られるトーマス・デルフラインさん(44)が22日、ベルリン市内の自宅で遺体で見つかった。地元紙によると、病気を患っていたという。地球温暖化対策を訴える「環境大使」にクヌートを任命したガブリエル環境相は、「粘り強く世話をした姿に感嘆した」と哀悼の意を表した。

 06年暮れに生まれたクヌートは母親から育児を拒否されたが、母親代わりのデルフラインさんからミルクを与えられるなどして奇跡的に成長。07年春、ベルリン動物園で公開されると、デルフラインさんとクヌートが仲良く遊ぶ姿がテレビで放送されるなどして、一躍有名になった。

毎日新聞 2008年9月23日 18時28分(最終更新 9月23日 18時39分)



俺の中で「シロクマとたわむれることのできる超うらやましいおっさん」として認知されていたデルフラインさん。

痩せてたなあ。頬、こけてたなあ。


と今更ながら、小さな命をはぐくむために三ヶ月の間一度しかうちに帰らず、命を削って飼育していたんではないかと胸を打たれる。ご冥福を祈ります。