鳥居を見たとたんに子供が走り始めます。
待ちなさい!という私の声も全く聞かずに、どんどん登って行ってしまいます。
やっと追い付いて見てみるとそこには・・・・・。
霧に包まれた幻想的な社が見えてきました・・・・。
三人以外誰もいない空間・・・・。それなのに子供が妙な事を口走り始めます。
「ママ~私のまわりを足音がしたの!」
私「足音?だって誰もいないでしょ?」
「でもねぇ、聞こえたよ。こういう音」
そう言うと、雪をぎしっぎしっと踏みしめる音を立てていきます。
ですが・・・・ここには・・・・子供の足跡以外には人の足跡がなかったのです。
社の向かって左側にはこの様な大きな岩があります。
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