去年の今頃は、マルタでの留学期間が終わり(確か離れたのは24日の早朝)、荷造りや最期にクラブ行ったり、Johanと過ごしたりしてたなあ。本当に時間が経つのは早いですね
で、わたしずっと気になっていたことがあって。マルタって国民が40万人程度の国だから、結構同じ名字の人がいっぱいいて。(北欧はJohanssonとか同姓がもっと多いイメージがあるけど、そもそも名字の数が少ない気がする。)
マルタはイタリア(シチリア)から近いから、文化や語学の面で色々取り入れてるところもあって響き的にはイタリアっぽい気がするけど、でもちょっと独特な気がして。
それから、わたしの名字は日本ではわりと珍しい方に入るけど、うちの周辺地域には同姓の人はいっぱいいるわけで。だから面白いなと思って、いつかマルタの名字をまとめて紹介したいと思っていたの。
だから何の役に立つの?って感じだけど、なかなかマルタの名字に着目してる人って少ないと思い、
わたしの独断と偏見でまとめてみました。
マルタに多い名字
・Azzopardi (アッツォパルディ)
・Camilleri (カミレーリ)
・Vassallo (ヴァッサッロ)
・Zammit (ザミット)
・Tabone (タボーネ)
・Farruggia (ファルッジャ)
・Spiteri (スピテーリ)
統計とったわけでなくて、あくまでわたしの感覚で多い名字ですが、まずはAzzopardi、これは本当にマルタを表す名字だと思います。
初めて聞いた時は、なんとまあエキゾチックな!と思いました(笑)が、結構この名字の人マルタにいっぱいいます。英語版のウィキペディアにも出てました。斜め読みしてみたところ、歴史のある名字で、1400年代にアッツォパルディファミリーがマルタにやってきたみたいです。歴史をたどると、聖職者系の名字みたい。
それからSpiteriですが、これもいわれのある名字で。授業で先生が言ってたんだけど、中世の頃マルタのある教会では、どうしても育てられない子供をその教会の前に捨てると、教会が代わって育ててくれるという仕組みがあったようですが、その子供たちにも名前をつけてあげなくてはなりません。
そこで、その孤児院(?)で育った子供たちにSpiteriという名字を与えたのが始まりだったとか。
しかも、当時、自分で育てられない子供というのは、聖職者の子供(カトリックでは聖職者の結婚を認めていないので)という説があったようで、Spiteriという名前は孤児院育ちだけど、高貴な血が流れているというようなイメージがあったようです。
まあ、今日のスピテーリさんに高貴な血が流れてるかは「?」だそう。
だって何百年も経ってるからね
とういわけで、オチなくおしまい♪
このような名字の外国人にあったら、「ルーツはマルタ?」って聞いてみたら、話が膨らむかもしれません?