久しぶりの読書感想文だす(笑)

釣りネタ全く出ませんから

そちらを期待された方は、ここらで読むのは終了っす。

では

まず、著者の蒼井上鷹氏

あおい うえたか氏

最初に見た時には、どこで区切るんやねん!…みたいな(笑)

なかなか面白い作品を書かれていると紹介されてるのを知りまして

最初に買ったのは

「4ページミステリー」って作品

タイトル通り

1つの作品が全て4ページで完結する、まさに超ショートショートミステリ

この中に、氏の代表作の1つ

「九杯目には早すぎる」

そちらが含まれております。

『九』杯目には…と聞いて

海外の名作ケメルマンの「9マイルは遠すぎる」…を連想されたミステリ通もいらっしゃるかと

それに負けず劣らず…っぽい切れ味鋭い作品でして

(*⌒▽⌒*) おぉ~この人の作品って面白いぞぉ~!

…っで

お次に購入したのが、この作品

マッちゃまの投げ釣り日記-F1000882.jpg

「堂場警部補の挑戦」

こちらを読んでみました。

この本は4つの話からなる連作短編集でして

1つ1つで読んでもらっても楽しめる作品ではありますが

連作だけあって、やはり順番に読みますと更なる仕掛けも楽しめる構造となっております。

亡くなった ゆすり屋の矢木

その矢木が、ゆすりのネタを書き記したという「黒ヤギファイル」

そのファイルを巡って、関係者たちの思惑が交錯しまくる…

第一話「堂場警部補とこぼれたミルク」

知人から、巻き込まれたトラブル解決を頼まれた堂場巡査部長

そこで、警察の信頼を失墜するようなミスを犯してしまう…

第二話「堂場巡査部長最大の事件」

玄関のチャイムが鳴った時、まだ死体は寝袋に入れられ寝室の床に横たわっていた。

玄関先のインターフォンに立っている男は

「おはようございます。ドーバです。」

そう名乗っている。

しかも

「電話でパントマイムのレッスンをお願いしていたと思うのですが」と

招かれざる客により、全てがややこしい方向に転がり始める…

第三話「堂場刑事の多難な休日」

今までの全ての話を集約する、愛犬「エイコ」の誘拐事件を巡る

第四話「堂場Ⅳ/切実」

当代一の へそ曲がり作家

そう評される蒼井氏ですが

読んで楽しいミステリ作家さんである事は間違え無し!

秋の夜長にユックリと読みたい本をお探しなら、ぜひオススメしますよ~(・∀・∩)