久々に「和風Wizardry純情派」を読み返そうと思ったら、「迷宮街クロニクル」シリーズとして書籍化されていた。
おめでとうございます。
懐かしいな、2日くらいで一気に読んだ。

というわけで俺の大好きな一節を(ネタバレにはならないと思う)


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奇妙に聞こえるかもしれないが、連戦連勝とは強さを意味しない。
もちろんほとんどの場合それを成し遂げるには秀でた能力が必要だったが、
あるいは強運によって対戦相手に恵まれただけ、
ということも考えられるからには強さを保証してはくれないのだ。

本当の強さは負けてなお立ち上がるその時に見られる。
困難を受け止めること、被害を最大に抑えること、それを次からは防ぐこと。
それこそが強さなのだった。
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乱暴に分ければ、人間は2つに分けられる。
「成長する人」と「成長しない人」

「成長しなくて済む」理屈をでっち上げるのは簡単だし、
「成長しないで居る」のはもっと簡単だ。

「成長しないで居る」デメリットもそうそう気付かない。
通常は、何度も同じ場面なんて来ないから。
初回を「運良く生き延びて」も、次は無理かも知れない。これで体験回数は2回に絞られる。


多くの場合、人間は失敗を契機に成長(変化)する。
単純な話で、上手くいってるなら変える必要がない。失敗したから変化を考える。

失敗を認めるのは辛いが、それを「無かったこと」にしては何も得られない。


いくつもの失敗経験、大事にしろよ>俺