こんにちは、土井英司です。
サブプライムローン問題以降、
弊社のオフィスには、たくさん営業の電話がかかってくるようになりました。
これって、どういうことかと言うと、
企業は自分のところだけ営業をかけているつもりで、
じつは過剰な競争を生んでしまっている。
供給が増すわけだから、当然値段は下がるわけです。
もしあなたが、電話を受ける立場だとしたらわかると思いますが、
いきなり知らない会社から電話がかかってきても、「はい、買います」と
なるのは難しい。
仮に欲しいものを提供してくれる会社だったとしても、これだけ競争が激しくて、
切羽詰まっているなら、値切れだけ値切ってやれ、と思うでしょう。
だから今、営業強化してはいけないのです。
やるべきは、既存客へのサービス強化、そして口コミの拡大です。
不況の時に価格を下げた会社は、好況の時にも、安売りイメージがついてしまいます。
今の会社にとどまるべきか否か、悩む人は多いと思いますが、
一つの基準は、不況の時にも価格とブランドイメージを守っているかどうかです。
ぜひご自分の会社、チェックしてみてくださいね。
土井英司
土井英司が経営するビジネス書出版公式サイト(http://eliesbook.co.jp/)
土井英司が1日1冊厳選ビジネス書評を紹介「ビジネスブックマラソン」(http://eliesbook.co.jp/bbm/)