こんにちは、土井英司です。


サブプライムローン問題以降、

弊社のオフィスには、たくさん営業の電話がかかってくるようになりました。


これって、どういうことかと言うと、

企業は自分のところだけ営業をかけているつもりで、

じつは過剰な競争を生んでしまっている。


供給が増すわけだから、当然値段は下がるわけです。


もしあなたが、電話を受ける立場だとしたらわかると思いますが、

いきなり知らない会社から電話がかかってきても、「はい、買います」と

なるのは難しい。


仮に欲しいものを提供してくれる会社だったとしても、これだけ競争が激しくて、

切羽詰まっているなら、値切れだけ値切ってやれ、と思うでしょう。


だから今、営業強化してはいけないのです。


やるべきは、既存客へのサービス強化、そして口コミの拡大です。


不況の時に価格を下げた会社は、好況の時にも、安売りイメージがついてしまいます。


今の会社にとどまるべきか否か、悩む人は多いと思いますが、

一つの基準は、不況の時にも価格とブランドイメージを守っているかどうかです。


ぜひご自分の会社、チェックしてみてくださいね。


土井英司



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