こんにちは、土井英司です。


昨日読んだ、ウォルマートの経営哲学をまとめた本、

『ザ・プリンシプル』  商業界 吉田繁治・著

に、同社のミッションが書かれていました。


年収2万ドルの世帯に4万ドルの生活水準を提供すること、サム・
ウォルトンは、まずはこれをウォルマートのビジネスでの使命、ま
たはミッションと定めます

これを読んで、なるほど、具体的だと思ったわけですが、

それと照らし合わせて自社のミッションはどうか。


経営理念:「人類の英知を後世に伝える」

ミッション:「知の流通エージェント」


確かに熟考して作ったミッションではありますが、どうも甘い。


会社の位置づけ、なすべきことは明確だけれども、

創業者個人の価値観との融合という点で甘いと感じたのです。


つまり、欠けているのは、「何のために」という視点です。


何のために人類の英知を伝える必要があるのか。

何のために知を流通させる必要があるのか。


これに早急に答えなければ、組織が推進力を失ってしまう。

そう感じたのです。


以前、『ワンランク上の問題解決の技術』 の著者、

横田尚哉さんがこんなことを言っていました。


「誰のため」と「何のため」


人は、これがないと頑張れない生き物なのかもしれません。


あなたが経営者であるにしろ、どこかの会社にお勤めであるにしろ、

この2つは極めて大事です。


自分の仕事は誰のためにあるのか。何のためにあるのか。


目的をきちんと持って、今日も仕事に励みましょう。


土井英司



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