こんにちは、土井英司です。

 

本日は、エリエスの第14期決算書類にハンコを押す日です。

(エリエスの決算は6月末締め。書類提出は8月末までです)

 

数日前、経理から最終版の決算書が上がってきたのですが、遊んでいた割に、数字がいい。というか、かなりいい。

 

こういうのを見る度に、数字を信じちゃいけないなあ、と思います。

 

自著『エグゼクティブ・ダイエット』で、「体重計に乗るな」と書きましたが、その理由は、結果に一喜一憂して、原因を正しく追求するモチベーションを失うから、です。

 

たとえばみなさんが昨日、夜中にラーメンを食べてしまったとします。でも今朝、体重計に乗って、体重が減っていたらどうでしょう? 「あ、ラーメン食べても平気なんだ」と思っちゃいますよね。逆に昨日、一所懸命筋トレしたのに、体重計に乗ったら体重が増えていた…。これだと筋トレするモチベーションを失ってしまいます。

 

体重でも業績でも、短期的には上下動します。でも、長期的には、必ず結果は原因と結びつくのです。

 

だから、優れた投資家は、その企業がきちんと原因を積み重ねているのに、まだ結果(決算書)に反映されていない時、投資をするのです。逆に、悪い原因が積み重なっているのに、まだ結果(決算書)に反映されていない時は、売ることになるでしょう。

 

今期の数字はとても良かったのですが、それは、前期の自分が頑張ったから。

 

数字に一喜一憂せずに、これから原因を積み上げて行こうと思います。