こんにちは、土井英司です。

 

昔、サッカーワールドカップ直前に、突貫工事で本を作ったことがありました。当時所属していたライター事務所の社長が、関係者にインタビューをし、オフィシャル情報を載せて、さらに土井がお店でサッカーファンにインタビューして1週間で1冊の本を作るという、じつに無茶な企画でした。

 

場所は忘れましたが、当時、サッカーゲームが大画面で見れるお店が都内にあって、そこを訪ねて何人ものサポーターに取材をしました。そのなかに、「ワールドカップを見に行くために会社を辞めた」という人がいて驚いたのを覚えています。

 

当時は、「なんてバカな人なんだ」と思っていたのですが、よく考えれば、人生で一番好きなものを優先する生き方って、素晴らしい。

 

その生き方に影響を受けたのか、土井は2004年のアテネオリンピックの時に、会社を辞め、独立起業することになります。

 

たまたまギリシャに留学していて、ご縁のあるアテネで1896年以来、じつに108年ぶりのオリンピックが開催される。生まれた年がズレていれば、そもそも参加なんてできない大会です。であれば、何が何でも参加するしかない。

 

幸い、アマゾンは長期休暇を認めてくれる会社だったので、辞めたのは主に独立が理由ですが、もし会社が長期休暇に反対したら、絶対に辞めるつもりでいました。

 

人生に一度の体験と、会社勤めだったら、人生一度の体験を取るに決まっているじゃないですか。

 

今日は、甲子園で、大阪桐蔭と金足農業の対決です。

 

地元秋田の知人が、「大名と百姓ぐらいの実力の違いがあるかもしれないが、どうせなら百姓一揆が見てみたい」とつぶやいていましたが、今日は秋田に初の優勝旗がやってくるかもしれない、歴史的な一日です。

 

秋田では、実際に会社を休むところもあるらしく、高校時代の友人が「社長が休みくれたー!」と大騒ぎしていました。

 

前回の試合の視聴率は66%だったらしいですが、果たして今日は何%行くのか。そして、強豪大阪桐蔭との対決の結果はどうなるのか。楽しみですね。

 

13時から14時までコンサルティングがありますが、終わり次第テレビで観戦したいと考えています。もちろん、試合の間は、仕事は休みます(笑)。

 

日本人みんなが本気で各行事に熱中すれば、それに外国人観光客も巻き込まれて、きっと面白い国になるはず。日本の祝日の多さは、外資系企業のマネジャーを悩ませるほどですが、それを逆手に取って、祝日にはインバウンドでガッチリ売上を上げましょう。

 

これからの日本は、遊んで稼ぐ国にならなければなりません。

 

なぜなら、それがサービスであれ、モノづくりであれ、VRを使ったエンターテインメントであれば、これからのカギは、「遊び心」が握っているのですから。

 

今日も良い仕事をしましょう! 甲子園の放映時間以外は(笑)。