今日、朝クリスが会社に行ったあと、
バスルームへ洗濯物かごを取りに行く途中、
なぜかフラットの外から
たこ焼きのようなにおいが・・・！
まぁ、普通にありえませんよね。
（ここ、イギリスですから。）
似たものと言えば、パンケーキくらいです
（小麦粉使うんでね。）
きっと、朝クリスのサンドイッチを作って、
ねぎを切ったので、
そのネギのにおいから勝手に、
脳がたこ焼きの香りを作り出したんじゃないかと思うのです
ありえますね。
実は、一ヶ月前から、たこ焼きが食べたいのです。
「１２月に日本に里帰りしたら、大阪行こうか？
」
「大阪には、
タコヤキと、オコノミヤキっていう食べ物があってね・・・
」
ってクリスと会話した時からです。
むしょうに食べたいってわけじゃないんです。
要は無いものねだりです。
実家にいた時は、私も余裕でした。
近所のイオンに行けば、たこ焼きやサンなんて、
何件入ってると思います？？
４階の屋台のとこに１軒、２階のフードコートに１軒、
１階には店舗もあって、
さらに食料品のとこにも並んでて、
冷凍を買えば、今後いつでも好きなときに好きなだけ、
たこ焼きが食べられます！！
なんという贅沢な！
恵まれた空間なの、イオン！！
それがさー。
なら、こっちでたこ焼きを作ろうと思うじゃん作りなよ。
でも、タコなんていないわけ。
しかも、日本のような、
「たこ焼き用タコ、足だけ細かく切ってありますから」
なんて心優しいもの あるわけがない！
やっと、Bathの大きなスーパーの鮮製品売り場でタコを見つけたとするよ？
タコだよ、それはタコの実体。。
私に頭から切れと？？
足だけでいいのに、
この頭とか目とかどうするの？って事になるわけ
足だってにゅるにゅるで気持ち悪いわけ。
洗うのもイヤなわけ。
部屋も生臭くなって、もうたこ焼きなんて作る気失せるわけ・・・。
そうすると、タコだけ残って、
あれ？作らないならこんなの、もとからいらなかったじゃん。って
本末転倒な結果になるわけ。
これが、たとえばサーロインステーキ
なら話しは別なの！
売ってるから！
スーパーに！
牛ヒレでも何でも、買ったらいいのよ、
買って焼いて、塩コショウして、食ってお終いよ
家庭で簡単に作れちゃう
でも、たこ焼きとなると、
一流シェフ並みに、タコをさばけないといけないわけ、
一主婦が。
気持ち悪さにも負けず！
そう考えるとだよ。
イギリスでは
サーロインステーキよりも、たこ焼きの方が
一般家庭では作れない、高級料理って事になるよね？
だって、作れないもの！
１ヶ月も前から食べたくても。
さらにだよ。
（まだ続く）
たとえば、もうこの際、タコじゃなくてもいっかって事にしよう
もともと、
タコなんて生まれて一度も食べた事も、
食卓に並んだ事もないクリス。
たこ焼きの話しをした時も、
「中にタコが入っててね・・・」
のところで、
あの、実体の
あしが８本あって、にゅるにゅるしてて、
目もぎょろんとこっち見たり、
頭もふにふにで宇宙人のような
水槽なんかにべっちょり張り付いてるタコを想像したクリス。
案の定、顔をしかめる。
（イメージって怖いね）
それを生で頭から「おいしーよん
」と食べる妻の姿も
想像してしまったかもしれないね。
それはヤバイよ、イメージダウンじゃん！
本題に戻るよ！
うん。
この際タコ焼きの中身が豚肉だろうと、
もういっそ、中身なんてなくてもいいじゃないかと、お思いかしら？
近所のおばちゃんがやってるたこ焼き屋なんて、
たまにタコ入ってないのあるしさこれじゃ、焼きだよ。
じゃぁ、「タコなしのたこ焼き」にするよ？
いいね、
て事で、作り始めるとだよ、
あら、キャベツも小麦粉も、日本のお醤油だって売ってるしー
たまごもあるでしょ？
（なんならソース味も作るわ）
材料完璧じゃん！！
一般家庭でも大丈夫だよ
と、早とちりするわけ。
これをぬか喜びと呼びます。
いざ、焼こうって時にだよ？？
フライパンでは出来ないじゃない！って気付くわけ
そう、たこ焼き焼くには、
あの丸い、たこ焼き専用の「たこ焼き器」がいるのよ。
（世話の焼けるやつだよ）
早速、キッチン用品のお店へ探しに行くよね。
（ここまできたら）
当然、「たこ焼き用たこ焼き器」なんて売ってるわけがないよね。
でも、まぁ類似品であんなカンジに、
一度に８個やら６個やら
焼ける型のようなものがあればと探すじゃない？
すると、どうだ？
マドレーヌ用が出てきたよ！
ご丁寧に、貝殻のような形に焼けるという優れもの。
こんなのたこ焼きじゃないでしょ？？
あの丸っこくて、一口サイズじゃなきゃ、たこ焼きだなんて
思えないもん。
さらに奥を探すよね？
すると、もうここはむしろお菓子用で、
クッキー用のハート型や星型が出てきちゃったよ。
こんなので、たこ焼き（しかもたこなし）とは到底言えないよね？
（関西の方に怒られちゃうよ！）
勘違いも甚だしいところだよ。
こうして、あっさりあきらめて帰るってわけ。
こう考えると、だよ。
（まだ続く）
世界の高級料理、たとえば、「ビーフストロガノフ」
これはロシアの伝統料理で、
牛肉 の薄切りとタマネギ 、マッシュルームをバター で炒め、若干のスープ で煮込む。
仕上げとしてサワークリーム （スメタナ ）をたっぷりいれる。
煮込みの際にトマト を使うものと使わないものがあり、どちらがオリジナルかは説が分かれる。
日本では、サフラン ライスを使ったり、トマトではなくドミグラスソース を使うことも有る。
という（Wikipediaより） ストロガノフ家発祥の料理。
あれれ？？
出来るねぇ。
一般家庭でも、これなら出来そうだよ。
むしろ、世界中のどの国の主婦でもたいてい出来るんじゃないか？ってくらい
お手軽料理に思えるよね。
（材料もいたって馴染みのものばかりだよ）
それに比べ、たこ焼きが出来る国はかなり限られるよ。
発祥の国、日本の主婦でも、
作るよりは、
ついつい６個３００円のたこ焼きを買った方が
お手軽だと誘惑に負けるよね？
こうなるともうどっちが、
一般家庭では作れない
または、作ろうとすると余計苦労する、高級料理なのか
分からなくなってくるね。
（だって、家庭では食べれない、味わえない料理にお金を払うのが高級料理でしょ？）
これでは、高級料理が得意なフランスの一流シェフも困ったもんだよ。
まぁ、ここは
食文化のないと言われるヨーロッパの孤高の島国イギリス
フランス人シェフの悩みなんて、関係ないね！
要は何が言いたいかというと
「あー、たこ焼き食べたい」 ←本音
もし、日本にいながら、
今たこ焼きが食べたいのに、食べられないという状況の方がお見えでしたら、
ご一報ください☆
きっと、心から気持ちが通じる事でしょう
こうして、世界は平和になりました、とさ。