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母が亡くなった時に
仏壇の引き出しから出てきたのが
私が5年生の時に書いた
「希望」っていう習字だった。
母にしてみれば、「秀」の評価だったことが
誇らしくて、取っておいたんだろうなって思う。
5年生の時は、クラスの仲が良くて
いろんなものに、一丸となって
チャレンジした。
卒業文集にも
修学旅行とか、6年間の思い出を書いてる
同級生がほとんどの中
なぜか、5年生の思い出(笑)
ひとつは、かべ新聞コンクール優勝。
放課後遅くまで残って
毎日書いてた気がする。
確か、日本初の五つ子ちゃんのニュースも
書いたような・・・
あとは、なぜか
紫色のマジックが印象的。
ふたつ目は、「ぬすまれた音」っていう
発表会の劇のこと。
内容とかさっぱり覚えてない。
↑知ってる人がいたら教えてほしい
台本を読んで
大道具的なものを作るとき
どんな場面なんだろうって
想像したのは覚えてる。
みっつめは、男女そろって、
球技大会優勝。
私にとって
楽しい時間だったことは間違いない。
何かに打ち込むことは
いやなことを忘れさせてくれる。
そして、結果として
いいものを得ることができたのだから
すごくいい経験だったのだろう。
考えたくないことがある時
現実逃避したいとき
何かに打ち込むのがいいということは
この時に学んだのかもしれない。
大人になってからも
なぜか「希望」っていう文字が好きだった。
何かに打ち込んだ先には
希望が見えると思っていたのかもしれない。
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