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ギリシャ神話が大好きで
図書館に通ってた私は
さまざまな「詩」に出逢うことになる。
物語と違って
詩は短くて読みやすいのに
心の残るものが多かった。
そして、何度も読んると
読むたびに自分の解釈が拡がっていく。
ページの右側に英語が書いてあり
左側に日本語訳がある本がお気に入りだった。
その本の中に、素敵な表現があった。
確か
「悲しい時に月に語りかける」
みたいな文章だったと思う。
そして、「月」は「Cynrhia」と書かれていた。
当時、英語なんて全く分からな方から
文脈を見て、理解したわけじゃない。
解説のところに
詩では、月のことをCynthiaと
表現することがあるって
書いてあったのを覚えてる。
私にとって
月=Cynthia
この時の詩を
ネットで調べてみようと思ったんだけど
探せなかった。
もしかしたら、有名な詩人のものじゃ
ないもかもしれないな。
私にとっては、とても印象的で
Cynthiaの綴りを、一生懸命覚えようと
毎日ノートに書いてた。
この時からの想いがあったのか
サロンをオープンした時に
サロンの名前をCynthiaにすることには
全く迷いがなかった。
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