ふんわり風船ハート みぶき えみ@月の記憶の声を聴く人

   

月の記憶の声を聴きながら綴る

みぶきえみの世界観🌙

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前のお話

下矢印

 

 

中学2年生の時に転校して

新しい生活が始まった。

 

それまでの友達とは

文通をすることを楽しむようになった。

 

 

近所にできたファンシーショップで

可愛い便せんや色とりどりのペンを買って

何でもないような日常のことを

送り合うのが楽しかった。

 

その頃はやってたのが

1円切手を貼ること。

 

その頃は、封書が50円くらいだった。

 

なので、1円切手50枚を

封筒の表や裏に並べて貼った。

 

今考えたら、郵便局の方には

申し訳なかったとしか

言いようがないけど。

 

今は、LINEで簡単に連絡が取れる時代。

 

私たちが、中学生の頃は

電話は家電のみで

家族が集う場所に置かれていた。

 

 

だから、聞かれたくないようなこと

(と言っても、大したことじゃないけど)は

手紙で送り合ってた。

 

投かんした手紙の返事が来るのを

数日待つということが普通だった。

 

まるで時間の流れそのものが

時代によって、変わったようだ。

 

転校先でシンデレラの姉扱い

されていた私は

数人の友達以外となじむことはなかった。

 

だから、転校前の友達からの

手紙の返事を待つ時間は

楽しい時間だった。

 

 

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