『仮面ライダー鎧武』第36話で、とうとう斬月VS斬月・真の対決が描かれました。
個人的にはもう斬月の登場は無いと思っていたので、これは嬉しいです。












斬月といえば一応初瀬の幻覚で再登場したり、戦極の回想で暴走したりと、一応出番はあったのですが、本編での登場はかなり久しぶりですね。
新型の斬月・真は今でも貴虎の変身するライダーというイメージがありますが、最近ではすっかりミッチのものになっています。



新型の斬月・真が押され気味だったのは、やはり貴虎の経験が反映されているからでしょうね。
旧型でも互角に戦える貴虎ニーサン凄い。
メロンディフェンダーで防ぎつつ無双セイバーでダメージを与えていくのが戦闘慣れしてるっぽくてかっこいい。




しかし最後は情に流されてミッチに止めを刺せず、逆にメロンエナジースカッシュの斬撃を受けて水落ち…
まさかのマスク割れ。
公式の予告によると貴虎の戦極ドライバーは壊れたらしいので、斬月はここで退場か。
ただ貴虎はメインキャラなので流石に生き延びるでしょう。
ずっと森に放置された上、再登場して弟を止めようとしたら返り討ちで死亡…なんてないよな。
最終的にミッチから斬月・真を取り返して復帰か?
もう斬月の活躍を見られないのは惜しいなあ…折角メロンスカッシュを披露してもパッとしなかったし。
そもそもこの対決自体、兄弟対決・メロン対決で盛り上がりそうなのにあんまりパッとしなかったですが。
水辺で戦う時点で水落ちな予感はしていました。
けど懐かしさを感じても、不思議と嫌悪感はなかったですね。
「ああ、いつもの平成ライダーだ」って感じで。
水落ちといえば平成ライダー名物ですよ。
私の好きな『アギト』じゃしょっちゅう水落ちしてたイメージがあります。

こうして見ると、『鎧武』は初期の平成ライダーの要素を見事に詰め込んでいますね。


『クウガ』
人間のものとは違う未知なる言語→オーバーロード語/グロンギ語
パワー・スピード・感覚強化の特色を備えたフォーム→ジンバーアームズ/クウガ各フォーム
和解の可能性のない凶悪な怪人→オーバーロード/グロンギ
第1話で子供とやり取りする主人公

『アギト』
強力な敵の名前→オーバーロードインベス/オーヴァーロード・テオス

『龍騎』
怪人よりもライダーバトル
10人を超えるライダー
同じ役者→阪東さん/吾郎ちゃん
他の人間が主役ライダーに変身する可能性があった→裕也鎧武/榊原龍騎

『555』
怪しげな大企業→ユグドラシルコーポレーション/スマートブレイン
量産型ライダー→黒影トルーパー/ライオトルーパー
他のライダーに成り済まして騙し討ち

『剣』
メインライダーが4人
主役ライダーの関係性
馬鹿っぽい主人公→絋汰/剣崎 自己犠牲エンドになりそう
好戦的なライバル→戒斗/始 「俺とお前は戦うことでしか分かり合えない」とか言いそう
闇堕ちする最年少ライダー→ミッチ/ムッキー
騙され易い最年長ライダー→橘さん/貴虎 おまけにマスク割れ・水落ちまで一緒、新世代ライダーと関係があるのも一緒


「初期の平成ライダーに立ち返る」というより、「初期の要素をぶち込んだ」と言った方が正しい気もしますが…平成二期の中では一番好きです。鎧武。
でもギャグが微妙なんだよな…わさび版ドラの温かい目のごり押しみたいな薄ら寒いギャグが多過ぎ。
過剰な演出じゃなく、純粋にキャラ同士のやり取りで笑っちゃうギャグはもう見られないのかな…

キャラ同士のやり取りと言えば『アギト』ですね。
翔一と氷川さんの不器用コント、小沢さんと北條君の嫌味な会話、氷川さんと美杉教授の会話…みんなのやり取りが面白かったです。

そういえば『鎧武』36話でメインキャラ4人が素顔で対面していましたね。36話目にして初めてなのに、なんて地味な…唐突過ぎて感慨も何もなかったぞ。
でもそれまで顔を合わせたことが無かったメインキャラが一堂に会するのは、『アギト』で翔一・涼・氷川が顔を揃えた時みたいで嬉しかったな。